翻訳の仕事

翻訳フリーランスを続ける一番のモチベーション

またまた、こんにちは。

今日4本目の記事です。トライアルを提出した勢いでここまで書いています。

 

会社員を辞めて3年半、特許翻訳者として仕事が継続するようになって2年半。

翻訳という仕事の内容は、続けていける程度には好きです。

翻訳フリーランスという働き方は、「絶対会社員に戻りたくない」というほど好きです。

 

これをご覧になっている皆さんも、翻訳者の方か、1~2年後に翻訳者になっている方が多いと思います。

なぜ、翻訳者を続けてますか。なぜ、翻訳者になろうと頑張っているのですか。

 

私の答えは、「人間関係に悩まされなくて済むから」です。

 

そりゃあ、

「スキルが積み上がっていくのが楽しい」とか、

「知的好奇心が満たされる」とか、

「自由な生活ができる」とか、

かっこいい理由を挙げたいところですが(もちろんこれらもゼロではないです)、

最も強いのは、「また人間関係に悩まされる職場で働きたくない」という問題回避型のモチベーションです。

 

最後の職場でも、「このまま後10年一緒に働くのはきついな」という人がいたり、そもそもコミュニケーション全般が苦手で隣の人に話しかけるのにも何度もタイミングを伺ったり、というタイプの人間でした。

 

それが今では、誰とも話す必要もなく、他人の進捗状況を気にする必要もなく、また陰口を言われているのではと妄想に囚われることもないのです。

これだけで以前よりハッピーな毎日を送れています。

 

だから、この毎日を守るために、フリーランスとして生き延びて、目標金額まで資産を積み上げるのだ。

だから、フリーランスとして生き延びるために、毎日を無駄にせず過ごすのだ。

と、心の底から思えるのだから、モチベーターが何であれ、得たい結果を得る方向に自分を向けられるのであればそれでいいんじゃないかと思います。

 

実は、私が翻訳者になろうと思った時は、「人間関係が嫌で会社を辞めたい、だから翻訳者(フリーランス)になりたい」とは思っていませんでした。

良くも悪くも職場の環境に慣れてしまっていたからですね。

のんびりした会社でただの事務職で専門職でもないため、この会社にずっといて大丈夫か、そもそもいれるのか、この会社に定年まで勤めて人生終わっていいのか、といった漠然とした将来の不安を抱えていました。

そんなときに、ちょっとしたきっかけでレバレッジ特許翻訳講座のことを知り、挑戦しようと決意した、というのが本当のところです。

 

今思うと、動機付けとしてはかなり弱いですよね。

実際に、「翻訳者として安定稼働する」という講座のゴールに到達するまでに数多の寄り道を繰り返しました(モチベーションの問題だけではないですが)。

 

もし当時の自分に、今の自分が

「フリーランスの翻訳者になったら、1人でコツコツ仕事ができて最高、おまけに会社員時代より稼げる」

と言えたらどうだったでしょうか。

たぶんですが、そこまで刺さらなかったんじゃないかと思います。

 

というのも、会社員として一応安定していたので、「今よりいい状態」があったとしても、その状態を目指すことは、リスクをとって行動させるほどモチベーションを上げないと思うのです。

逆に、「1年後にその会社なくなるから早く逃げろ」と言われたほうが動いたでしょう。

 

要は、私は「今よりいい状態、理想の状態を目指す」という「目標志向型」のモチベーションよりも、「問題回避型」のモチベーションが働きやすいようです。

それがわかってきたのが最近です。

「10年後に○○に住んでこんな暮らしをする」という目標よりも、「老後お金がなくて他人に迷惑をかけたくないから10年後に○○円貯める」の方が断然刺さります。

 

「~したくない」いうとネガティブに感じますが、それが自分を確実に動かすのだから、やる気がなくなったときには、「この生活が失われてもいいのか」と自分に問いかけるようにしています。

それでもやる気がでないときは完全に充電切れなので、あきらめてたっぷり寝るか外にでて充電します。

 

何が言いたかったのかというと、

・モチベーターは人それぞれ

・自分に刺さるモチベーターを見つけよう

ということでした。