レバレッジ特許翻訳講座 受講検討中の方へ

はじめまして。asaと申します。

「レバレッジ特許翻訳講座」の現役受講生です。

 

おそらく、このブログに講座の受講生ブログのリンク(公式サイトまたは管理人さんブログ)からたどり着かれた方も多いのではないかと思います。

たどりつかれても、この雑多なブログのどこからどう情報を取ればよいのか、判断に困るのではないでしょうか。

なので、現役受講生目線から、この講座の他の講座とは異なる点を少しだけご紹介したいと思います。

講座受講の判断材料のひとつになれば幸いです。

このページは、これから都度追記・訂正する予定です。

自己紹介

まずは、私がどんな状態で受講し、いまどんな状態なのかについてまとめます。

  • 受講開始月:2018年1月
  • コース:2年コース(第8期)
    (コースは2年が最長ですが、ブログ更新や受講感想提出で延長されます。私も延長期間中です)

 

受講開始時の状況(2018年1月)

  • 学歴:文系大卒(自称「理系アナフィラキシーショック持ち」)
  • 語学:TOEIC900点台前半、中国語検定1級
  • 職歴:知財と関係ない事務系の業務がほとんど
  • 属性:会社員(残業ほぼなし)、30代後半、女性、独身、一人暮らし

   ↓

2020年7月現在

  • 職業:専業フリーランス特許翻訳者
    • バイオ・医薬系のトライアルに2020年4月に合格後、途切れなく案件を頂いている
    • 現在の処理ワード数は月30,000-40,000ワード
    • 「理系的なもの」への抵抗もなくなり、現在仕事を頂いている分野であればだいたい対応ができるのでは、という自信がついた

 

下記のもろもろのイベントを経て、現在に至ります。

  • トライアル初合格(受講1年3ヶ月目、英日特許・産業翻訳)
  • 会社を退職(受講1年4ヶ月目)
  • 初の翻訳案件獲得(受講1年5ヶ月目、中日産業翻訳)
  • 中日翻訳(医療系)を請けつつ英日医療翻訳(産業翻訳)での立ち上げを目指すもうまくいかず(受講1年半~2年目)
  • バイオ系の英日特許翻訳に絞って再度学習に専念する(受講2年~2年3ヶ月目)
  • バイオ系の英日特許翻訳のトライアルに合格、案件受注(受講2年3ヶ月目)

そして、

会社員時代は平日平均6時間、週末平均14~15時間、

それ以降は、学習に専念していたときは平均13~14時間、

仕事と並行しているときは(仕事・学習時間の合計として)平均11~12時間

もの時間を投入してきました。

 

「これだけの時間をかければどの講座に入ったとしても、または独学であってもプロになれるだろう」と思われるかもしれません。

もしかしたらそうかもしれません。

ですが、プロとして仕事を頂けるようになった今、この講座で学んでいてよかったと改めて思うことがあります。

理由はいろいろとあるのですが、ここでは特にお伝えしたい以下の2点に絞って、お話します。

(1)化学・物理の基礎と正しい学習方法が学べること
(2)自分の考え方の癖を指摘してもらえること

 

(1)化学・物理の基礎と正しい学習方法が学べること

特許翻訳の大半は、「特許明細書」と呼ばれる技術文書・法律文書の翻訳です。

特許明細書の翻訳には、その明細書の内容を日本語で読んでわかることが不可欠です。

 

例えば、普通の料理本には「卵を溶く」に対して「卵を菜箸などで白身と黄身が一緒になるまでかき混ぜること」とはいちいち説明されていませんよね。

明細書でも、そういった「当業者の常識」は省かれてしまうのですが、そこを同じく「常識」として捉えることができ、さらに不明点を自分で調べて解決できるだけの知識は必要になります。

 

そのためには高校レベルの化学・物理の理解は不可欠です。

これまでずっと文系だった人には、この壁を一人で乗り越えるのは至難の業です(私も一人ではまず無理でした)。

 

講座には、高校生用のテキスト(「岡野の化学」と「橋元の物理」)を使用したビデオがあります。

その数、合計でなんと293本です。1本の長さは1時間~2時間程度です。

 

これは、単にテキストを説明していくだけではなく、時には大学で使用されている資料なども使用して、素朴な概念からどうやって明細書の読解に結びつけていくか、というところまで踏み込んでいるためこのボリュームになっています。

これだけで、1日中勉強に使える人でも3ヶ月はかかります。私は当時は会社員だったので5ヶ月ほどかかりました。

 

これだけの量で、さらに今まで避けてきた理系科目。

「理系っぽいもの」を聞いただけで思考停止する自分にできるのかと、私と同じように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。

「そういうことだったのか」「わかった」という喜びでガチ文系でも学習に夢中になるようにできています。これは信じて頂きたいです。

 

また、バイオ・医薬系であれば、生物は必要だけど化学は「生化学」で学習すればよいし、ましてや物理は必要ないのでは、と思われるかもしれません。

これは、私はバイオ・医薬系であればなおさら、化学・物理を学習しておくべきだ、と思っています。

 

というのも、バイオ・医薬案件で必須である生化学反応の知識の基礎、例えば、化学結合の種類による違い、電位差、濃度勾配、エネルギー変換などは、化学・物理がベースになっているからです。

生化学の本では、「基礎の基礎」の部分はそこまで丁寧に説明されていません。当然ながら、明細書にも記載されていません。

 

基礎の部分がわかっているかどうかで、明細書の読み取りの正確度が変わってきます。

私は案件の翻訳中に、「これは岡野の化学でやったアレだ。やっておいてよかった」と思うことが何度もありました。

これは、一人で同じ本を読んで、付属の例題でも解いて「わかったつもり」になっていたら得られなかった「血肉となった知識」です。

 

そして、講座にはバイオ・メディカル系の翻訳に直接関連するビデオはほとんどありませんが、このシリーズで正しい学習方法を徹底的にたたき込まれるので、バイオであれ、他の分野であれ、自力で学習を進めることができるようになります。

 

(2)自分の考え方の癖を指摘してもらえること

この講座には、「添削サービス」はありません。

もちろん、質問することはできます(質問は無制限です)が、「模範訳」がそのまま帰ってくるなんてことはありません。

考え方のヒント」を頂けるだけです。

 

どう考えてもわからない、毎回誤訳してしまうところなどは、その人の「思考の癖」が反映されています。

全く同じ問題ではなく、同じタイプの問題に遭遇したときに今度は正確に理解できるようになるためには、自分自身がなぜ間違えたのかを深く理解して、間違えないようにするにはどうしたらよいのかを考えて、実行しそれをさらに分析する必要があります。

 

この講座では、受講生ブログに対するフィードバックがこの過程を後押ししてくれます。

その日学習したこと、わからなかったことや考えたことなどをブログに書くと、講座ビデオの形でアドバイスを頂けます(ブログに書かずに直接質問することももちろんできます)。

ビデオは受講生全員に公開ですので、手厳しい内容のときは、「公開処刑」と呼ばれたりもします。

 

私はおそらく、歴代トップクラスの「被処刑者」ですが、それだけ「自分では気づけなかった貴重な学び」を得られました。

指摘された項目は強烈に脳に刻み込まれますし、同じような場面で「これはあの時のあれと同じだ」とフックがかかるようになります。

 

どういうことか、特に印象に残っているものを例に挙げて説明します。

出発は「reconstitution」という単語をどう訳出するか、でした。

そこから、ビデオでフィードバックを頂き、「溶液調製」というバイオ・医薬系で頻出の概念を言葉だけで理解していたということに気づきました。

この気づきのあとで、やはり「わかっていない」ことを「わかった」ことにしてしまっている癖が抜けておらず、これが係り受けのミスに気づかないことなどにもつながっているのだと理解しました。

そして「本当にわかっているのか」を、図解するなどして確認するようになりました。

 

これは、例えば添削が「その時作ったチャーハンに対する評価」だとすれば、この講座は、

「このチャーハンの出来映えはどうか」

「なぜうまく作れなかったのか」

「次はどうすればうまくいくのか」

を自分で考えさせ、具が変わっても自由自在においしいチャーハンを作れるようになることを目的としている、といえます。

 

実はもっというと、そこから自力で和食やフレンチも作れるようになって、料理教室を開いたりオーナーになったり異業種に展開したり・・・ということまでできるようになることを目的としている講座なのですが、

私自身もまだまだそこまでたどりつけていないので、そのあたりは機会がありましたらまた改めて紹介します。

 

最後に

今回ご紹介した「この講座で勉強してよかったこと2点」は、どちらも「内容を理解して翻訳する」ことに大いに役立っています。

よい翻訳には、英語力、日本語表現力なども当然必要ですが、それらがあったとしても、やはり「書いてある内容がわかっていなければ正確に訳せない」のです。

 

私自身がゼロから立ち上げたのもあり、文系出身で特許翻訳者、産業翻訳者を目指す方には特におすすめします。

正直に言って、この講座は決して「楽しい」講座ではありません。厳しいです。ですが、本気には本気で対応してくださいます。

 

ご質問・お問い合わせは、お問い合わせ欄から、またはcontact☆trans2trans.com(☆を@に置き換えてください)までお気軽にご連絡ください。

(このブログから講座に興味を持たれた方は、まずは講座の公式サイトをご確認ください)