キレート剤と界面活性剤
岡野の化学(71)にてビウレット反応について学習しました。
隣り合ったペプチド結合のうち、窒素原子が銅(Ⅱ)イオンと配位結合を形成して、カニのはさみのようなキレート錯体となります。
錯体とキレート効果は以前も出てきましたが、カニのはさみになるから安定するというところだけ覚えていて、なぜそうなるのかは覚えていませんでした。
ということで、昨日はキレート錯体についていろいろと調べました。
やはりメーカーのサイトがわかりやすく、実際にどのような用途に使われているかがイメージしやすいです。
下記のサイトを参考にしました。
溶液中の不要な金属を除去するという機能から、洗剤や水処理など様々な分野で使用されているようです。
特許データベースでどのような特許が出ているか検索しました。たまたま見た特許が花王の食器洗い用洗剤で、キレート剤の含有によって界面活性剤の洗浄能力が向上する、とあり、あまりピンとこなかったので界面活性剤とキレート剤を使用する特許をいくつかキーワード拾い読みで読みました。
<読んだ特許の一部>
【公開番号】特開2017-214545(P2017-214545A)
【発明の名称】硬質表面の洗浄方法
【氏名又は名称】花王株式会社
【公開番号】特開2017-78129(P2017-78129A)
【発明の名称】浴室用液体洗浄剤
【氏名又は名称】ライオン株式会社
【公開番号】特開2016-178118(P2016-178118A)
【発明の名称】半導体デバイス用基板洗浄液及び半導体デバイス用基板の洗浄方法
【氏名又は名称】三菱化学株式会社
水中にカルシウムイオンなどの金属イオンが存在していて、それが汚れなどの物質と反応し不溶性の金属石鹸という物質になってしまうことがあります。そうすると界面活性剤の効果が十分に発揮できないため、キレート剤を投入し、金属イオンをカニばさみでがっちり捕捉することで界面活性剤の洗浄能力を向上させる、ということがわかりました。
半導体デバイスやら、化粧品やら関連特許は数多くあります。
とりあえずフックをかけるだけかけた状態になっていますが・・・小さくてもちゃんと返しがついたフックをかけていきたいです。
3/27(火)の学習記録
学習時間:6h50m
項目: 昨日の復習
目標: 30m 実績: 1h20m
メモ: 復習後、ベンゼン環置換反応(配向性)についてマクマリー有機化学を読む。おおよそ理解できる。図もわかりやすいし説明も昨日学習した内容なのでわりとすんなり頭に入る。マクマリー有機化学は岡野の化学でまとまった項目を学習した後で、どんな風に説明しているかな、と読んでいる。意外とわかる時もあれば、全く歯が立たないことも。
項目: 岡野の化学(71)
目標: 3h 実績: 5h30m
メモ: ペプチド結合、ビウレット反応、キレート錯体。キレート錯体について調べ、関連特許を検索。
項目: 岡野の化学(72)
目標: 1h30m 実績: 未完了
項目: 岡野の化学(73)
目標: 3h 実績: 未完了
3/28(水)の行動計画
今日は講座をガンガン進めていきます。
項目: 昨日の復習
目標: 30m
項目: 岡野の化学(72)
目標: 1h30m
項目: 岡野の化学(73)
目標: 3h
項目: 岡野の化学(74)
目標: 1h30m
その他:歯医者へいく