こんにちは。
タイトルの通りなのですが、先日緑内障と診断されました。現在41歳です。
診断された当初は寝耳に水だったのですが、後々調べたら私はかなり発病リスクが高かったことがわかりました。
このブログをご覧になっている方でも同じような方(具体的には、近視が強い方)がいらっしゃるのではないかと思い、経緯などを書いていきます。
緑内障とは
緑内障は、視神経が障害されることによって視野が段階的に欠損する病気です。
欠損した視野が回復することはなく、最悪の場合は失明に至ります(初期に診断され、適切に治療を続ければ、ほぼ失明することはありません)。
発覚の経緯
人間ドックに含まれていた眼底検査で「視神経乳頭陥凹拡大」による緑内障疑いで再検査になりました(2年前に同じ検査を受けた時は異常なしでした)。
OCT検査(視神経の検査)、視野検査などの精密検査を経て、左眼は初期緑内障、右眼もごく初期の緑内障だと診断されました。
自覚症状(視野の欠けなど)はまったくありません。
緑内障には眼圧が高いことで視神経が障害されるタイプの緑内障と、眼圧が正常範囲内(10∼21mmHg)なのに視神経が薄いなどの理由で視神経が障害されて緑内障となるタイプ(正常眼圧緑内障)があります。日本人には後者が多く、私もこちらに入ります。
実際に自分の視神経の厚さの写真を見せてもらったのですが、同年齢での平均と比べて全体的にかなり薄かったです。
ちなみに眼圧は10~12mmHgです。2年前は7~8mmHgでしたので若干上がっています。
ただし、この眼圧値はレーシック手術をしている関係で本来の眼圧より低い数値になっています(角膜を削っているので眼の硬さが低下しているため)。余談ながら、レーシック手術をした人は眼圧検査の際にその旨を申告したほうがよいかもしれません。
強度近視の方は要注意
視神経が薄くなる理由は、生まれつきだったり他の要因もあるかもしれませんが、私の場合はおそらく強度近視であったことが理由だと思います。
-6D以上が一般的に強度近視といわれていますが、私は20代の頃、確か-13Dだったと思います。20代半ばでレーシック手術をして今は裸眼で生活しています。
ではなぜ強度近視で視神経が薄くなるかというと、強度近視によって眼球が伸び、視神経がダメージを受けやすくなるためです。
下記の図がわかりやすいです(出典:みやわき眼科)。

強度近視は、緑内障だけでなく網膜剥離などのリスクも高くなります。このことも、緑内障になってからいろいろ調べて初めて知りました。
レーシックやICL手術を受けて視力が回復すると、これまで悩まされていた眼の問題がなくなったと感じてしまうのですが、当然ながらこれまで受けた視神経のダメージまでチャラになることはないんだなぁと痛感しました。
緑内障の治療
緑内障(視野欠損)は「治る」ことはなく、緑内障の治療は、眼圧を下げて進行を抑えるものになります。
具体的には、眼圧を下げる目薬の点眼を行い、進行が早い場合は手術を行います。
私は現在、治療目標とする眼圧値を決定するために眼圧を複数回測定している最中です(眼圧は変動が激しいため)。秋ぐらいから点眼開始となる予定です。
まずは検査を
強度近視以外にも、緑内障のリスク要因としては、家族が緑内障であること、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、低血圧などがあります。
人間ドックやその他検診などに含まれる緑内障に関連する検査は、眼圧検査と眼底写真が多いのではないかと思います。
眼圧に異常がなくても私のように眼底写真から異常が判明する場合もありますので、自覚症状や高リスク要因がなくても、40代以降は一度検査されることをおすすめします(40代の20人に1人が罹患しているといわれています)。
一生付き合っていかなければならない病気ですが、初期で発見されればまず生活に支障が出るレベルまで進行しないとされています。
自覚症状が出る頃にはかなり進行しているので、やはり検査での早期発見が一番ですね。
緑内障についてはいろんな資料がありますが、以下が緑内障の全容がコンパクトにまとまっていてわかりやすいです。
~静かに進行!コワイ目の病気~40代からの緑内障対策
https://www.sendai.miyagi.med.or.jp/uploads/2021/07/No.117.pdf
緑内障と診断されてから、YouTubeでもかなり情報収集しました。特に眼科医の平松さんのチャンネルを参考にしています。
眼科医平松類
https://www.youtube.com/c/%E5%B9%B3%E6%9D%BE%E9%A1%9E
本も全体が網羅されていてわかりやすいです。
asaさん、こんにちは、
お久しぶりです。
緑内障、早期に分かってよかったです。
わたしも同年代で強度近視(というか病的近視)なので、定期的に眼科に通っています。
ちなみにご紹介されている平松先生の病院です。偶然家が近かったので。
ものすごく混みますが、おススメですよ。
翻訳者はどうしても目を酷使しますからね。私もパソコン、スマホを使いすぎないようにしています。
ご自愛くださいませ。
夏みかんさん
お久しぶりです!コメントありがとうございます。
やっぱり、リスクを知って定期的に眼科に通うのが一番ですよね。
私はもうちょっと早く眼科にいっていたらもっと眼によい生活を心掛けていたのになぁと思っています(今になって焦っていろいろやっています)。
平松先生の病院なんですね、いいなあ。
私は引越して遠くなってしまったので、YouTubeで勉強させてもらいます。
夏みかんさんもどうぞご自愛ください。