まずは一歩引いてみる
昨日のビデオセミナー(2818号・フィーチャーはツゥゲザーなのか)にて
昨日の記事に対して考え方のヒントをいただきました。
ありがとうございました。
「substrate that comprises a material with a photoresist」のくだりで
延々と迷ってしまっていたのは、
ご指摘通り検索力の問題と製造プロセスに対する理解度の問題です。
それに加えて、今回特にやっぱり自分の癖だなぁと思ったのは
「思い込みを手放せない」状態に陥りやすいということです。
一歩引いて、キーワードを変えて検索をかけてみる。
これはこれからのトライアルでも大切なことだと思うので、
書き出してキーボードの目につくところに貼っておきました。
「feature」と自動翻訳
featureについても、どのように考えて訳出すべきかがわかりました。
このあたりをどう訳するかで、翻訳者のレベルが丸裸になるのだなと思います。
そんなことを考えていて、ふと
「機械翻訳はこの”feature”をどうやって訳すのだろうか」と
好奇心が湧き上がったのでちょっとやってみました。
昨日の一文をいくつかの無料で公開されている自動翻訳サービスで翻訳しました。
(機械翻訳と、AI翻訳と言われるものとが混じっています)
原文:
In another example, a method of making an accelerometer that includes masking a substrate that comprises a material with a photoresist, and removing at least a portion of the material from the substrate to form a plurality of features on the substrate.
公開訳:
別の例では、加速度計を製造する方法は、材料を含む基板をフォトレジストでマスクするステップと、基板から材料の少なくとも一部を除去して基板上に複数の特徴(機構、features)を形成するステップとを含む。
自動翻訳A:
別の例では、加速度計を製造する方法は、フォトレジストで材料から成るサブストレートを覆い隠して、サブストレートの複数の特集記事を作るためにサブストレートから少なくとも一部の材料を除去することをとても含みます。
自動翻訳B:
もう一つの例としては、フォトレスト素材で覆われた基板をマスクすることや、基板から材料の少なくとも一部を除去し、基板上の機能を複数化することなどが挙げられます。
自動翻訳C:
別の例では、材料を含む基板をフォトレジストでマスキングし、基板から材料の少なくとも一部を除去して基板上に複数の特徴を形成することを含む加速度計を製造する方法。
自動翻訳D:
別の例では、フォトレジストを有する材料を含む基板をマスキングし、基板上に材料の少なくとも一部を除去して、基板上に複数のフィーチャを形成することを含む加速度計を作製する方法が提供される。
まず「features」にフィーチャーすると、Dではフィーチャと訳されていますね。
ただこれは、「features」が人間の顔のような
3次元的な「特徴的形状」のことであることを理解した上で、
当業者はそれを一般的に「フィーチャー(フィーチャ)」と呼んでいるから
フィーチャー(フィーチャ)としているんでしょうか?
たぶんですが、
ノーシンキングでトランスレートしたリザルトなんじゃないかと、思います。
(ちなみにDは、google翻訳です)
この文章の分析だけで1週間分くらいの記事が書けそうなくらい
いろんなことが見えてきました。
時間も押しているのでひとつだけあげるとすると、
「一見自然に読める訳文は要注意」だということが実感できたことです。
例えばBでは、「加速度計を製造する方法」という要素がすっぽりと抜け落ちています。
これならわかりやすいのですが、
「features」が上のように
「特集記事」(これはさすがに・・・)「機能」「特徴」「フィーチャ」と訳されていた時、
惑わされずに自分で思考して論理的に訳出できるかどうかが大切ですね。
さて、今日からはようやく対訳の翻訳作業に入ります。
上記の文では文の係りがすぐ見抜けなかった部分もあり、
機械翻訳にすら負けている状態です。
まずは自分の翻訳スキルを上げなければ。
学習記録
11/1(木)の学習記録
学習時間:6h30m(ブログの時間の半分を含みます)
項目: 対訳学習(対訳収集)
目標: 6h30m 実績:3h40m
項目: 違和感ノートのまとめ、ビデオのメモ、機械翻訳の訳出を比較する
目標: - 実績:1h50m
11/2(金)の学習計画
項目: 対訳学習(翻訳作業)
目標: 6h