翻訳者になるまでの記録

2/6のログ:セミナーと読書と確定申告

2/6学習内容

  1. 過去のトライアルを題材にした学習(翻訳作業)
  2. ライフサイエンスイノベーションセミナー への参加

 

今日の学習は朝の5.5時間ほどのみで、午前中から個人的用事も含め、ほぼ1日外出していました。

今日のビデオセミナー(下記2本)は移動中に聞きました。フィードバックありがとうございました。ビデオに関する気づきや記事の訂正などは明日(2/7)とさせてください。

  • 3419_訳抜けは注意力の問題ではない
  • 3420_MTPEが抱える問題

 

勉強以外のことを、ログとして残しておきます。

ライフサイエンスイノベーションセミナーへの参加

今回のセミナーは、JASIS(分析機器関連の展示会)主催の日本分析機器工業会によるセミナーでした。

「データサイエンスにより加速される医療・福祉・ライフサイエンスの未来」と銘打たれている通り、ライフサイエンス分野に医療ビッグデータをどう活かしていくか、をテーマにした講演でした。

講演テーマは以下の通りです(それぞれ30分程度)。

  1. ライフサイエンス新時代にむけて変わりゆくライフサイエンス社会の未来とは
  2. 世界人口の10%をカバーするオデッセイ医療データネットワーク
  3. ライフサイエンスのイノベーションにつながる研究データマネージメント
  4. 「ためる」から「つなぐ」へ!〜 デジタルヘルスケアデータの世界流通を実現する革新的プラットフォーム 〜
  5. 量子コンピュータ×医療リアルワールドデータの現在地 ─ 来るべき量子時代に必要な戦略と進むべき道 ―

全世界的な医療ビッグデータを活用するプラットフォームの話や、どのようにセキュリティ医を保ったまま「使える」データとして膨大なデータを活かして行くか、といったお話でした。

日本ではデータは膨大にストックされているのですが、電子カルテやゲノム情報、画像診断情報などが別々の形式で管理されているので、せっかくのデータを活かし切れていません。

集められた医療データは疾病の予防や創薬などに使用されるわけですが、そのもとになっているデータに「ゴミ(そのままでは分析に使えないデータ)」が多く、それらを適性に処理して、さらに統計的処置を加えるなどして自ら解析できる人材、さらにはその知見に基づいて自らデータベースを構築できるような人材が求められている、という話がありました。

 

スケールがあまりに違いすぎるかもしれませんが、私が持っている翻訳メモリ・用語管理も全く同じだな、と思いながら聞いていました。

膨大にデータがあっても仕方ない。それを「使える」「使えない」を判断して、さらに「使えるものだけ」にデータベースの精度を上げていく、というのはそのままですね。

もう少しスケールを大きくすれば、最近講座ビデオでもよく話に出てくる、「MTPEは”玉石混交”の訳文を瞬時に見分けられる人でないとできない」というのと同じですね。

データ管理の複雑さ(=ゴミが混じらないように管理すること)、と分析の複雑さ(=翻訳で言えば、メモリの使いやすさ)はトレードオフの関係にあるという話があり、確かにそうだなと感じました。

 

ちなみに今年のJASISは、オリンピックの関係で11/11~13に開催予定です(公式サイトの情報はこちら)。

去年参加しなかったので、今年はスケジュールブロックして参加します。

思いっきり翻訳祭(11/11)と被ってますけどね・・・

特許情報フェアにも行きたいと思っていますが、こちらも例年通りであれば、被るかもしれませんね(今年の開催日のアナウンスはまだされていないようです)。

 

読書の気づき

移動時間で、下記の本を読みました。どちらも講座のブックレビューで紹介されていた本ですね。

大人の時間割を使えば、仕事が3倍速くなる! プロの時間術

最高のコーチは、教えない。

 

それぞれ1つだけ、重要だと思ったことをあげておきます。

大人の時間割を使えば、仕事が3倍速くなる! プロの時間術

こちらは時間術の本です。

主な内容としては、やることを細分化して1時間のタスクに落とし込んでいけば、その通りに実行していれば仕事が終わるのだから焦ることもないし、締め切りに間に合わないということもない、だから「大人の時間割」を作るべき、ということです。

 

刺さったポイントはいくつかあるのですが、やはり「やるべきことをゴールから逆算してすべてはっきりさせておくこと」が大事であるということです。

講座でも何度も言われていることですが、「もやもや考えている時間」が最大の敵なので、それを潰さない限り時間は増えませんし、結果も出ません。

「もやもや考えている時間」は減りましたが(今は情報をシャットアウトして、あまり他のことを考えないようにしています)、「ゴールを見据えたブレイクダウン」がまだきっちりできていません。

 

前日に「明日は大体ここまでやる」というのは決めているのですが、守れなくてもそれが普通になってしまっています。

決めたタスクが終わらなかった場合、何が原因だったのかを分析して、「自分の1時間、1日で達成できるライン」を見極めることを徹底していきます。

 

最高のコーチは、教えない。

こちらはコーチングに関する本です。

将来誰かにコーチングする時に、というよりも、自分がコーチングを受ける立場として、そして自分自身をコーチングする、という前提で読みました。

コーチングを学んだことがある方なら知っている内容なのかもしれませんが、私にはかなり参考になる部分が多かったです。おすすめです。

 

刺さったポイントを1つ挙げるなら、やはり「言語化する」ことの大切さです。

なぜ、誤訳したのか。当時どういう状況だったのか。どうしたら同じミスを防げるのか。

何度か誤訳をアップしていますが、未だにきちんと自分で原因の分析と対策が出来ていません。

 

そのひとつの理由は、「なぜ誤訳したのか、その時何を考えていたのか、自分でもはっきりと言語化できていない」からです。

それはなぜかというと、やはり「何も考えずに翻訳している」ということに尽きると思います。

 

本の中でも、「自分のプレー(著者は野球の投手コーチです)やその時の状態を的確に言語化できる選手は伸びる」という話がありました。

同じことの繰り返しになってしまいますが、言語化できてはじめて、それに対して分析ができるわけですよね。

「負けに偶然の負けなし」とよく言われますが、「ミスに偶然のミスなし」だと思います。

本の内容と若干離れてしまいましたが、引き続きミス対策は最優先課題として取り組んでいきます。

 

はじめての確定申告

今日やる、と決めていたのでやりました、確定申告。

会社員時代の源泉徴収分から相当還付されるだろうな、とは踏んでいましたが、約10万円の還付になりました。「納め過ぎていたもの」が戻ってくるだけなので喜ぶところではないのでしょうけども。

freeeを使用して、マイナンバーを使って電子申告しました。これは楽ですね。