特許登録までの道のりを思う

今日の学習時間:9h30m 

朝6時起き+朝風呂に久々に近所の温泉(見た目銭湯なんですが、泉質がすんばらしいのです)に行ったので、遅めのスタートでした。

今日はビデオセミナーを視聴せず、昨日ニュースで見た一蘭の特許を、最近学んだ特許に関する知識を使ってどこまで読み解けるか、チャレンジしてました。

特許庁の「知的財産権制度入門」を半分の140ページくらいまで読みました。初心者向けで情報がまとまってるので特許を読むにもとても役立ちました。

まず、特許情報プラットフォームでテキスト検索で一蘭と入れたら、1件だけ出てきたので(特開2005-63009)PDFファイルを印刷してふむふむと読み始めました。

仕切りがあるので隣のお客さんに気兼ねしないで済んで、しかも暖簾越しに商品が出てくるので店員さんに声をかける必要もないという、おひとりさまに優しいシステムのようです。

発明の名称は店舗システムで、請求項が6つありました。機械やら化学でないので読んでわからないことはありませんでした。

ただ、入出店時のセンサーとか、着座センサーとか、客から店側へ意思表示する連絡スイッチとか、どこでもあるよなぁ、出願時(2003年)にはなかったのかなぁ、これを全部含めたシステムという意味合いでは新規性があるんだろうか?と思いながら読み進めました。

詳細な説明の背景技術に、特許文献の記載がありました(特開平11-31880号公報)のでこちらも読むことに。こちらは発明の名称はオーダーシステムとなっていて、回転寿司屋で見られるタッチパネルを使った自動オーダー、精算システムの特許でした。

この特許文献を読んでから、さらに一蘭の明細書を読み進めます。明細書と実施例は請求項よりずっとわかりやすく書かれていますね。そんなことまで書くのか、と思ったことがいくつかあったんですが、具体的な効果を想起させるということで、明細書の説得力が増すんでしょうか。例えばこれです。

【0034】
前記注文用スイッチは各客席にそれぞれ設け、前記報知器は店内の適宜個所に設ければよく、前記報知器からの出力として、例えば所定の音楽などを店内に流すようにすれば、店側では注文が入ったことが即座に分かり迅速に対応することができ、客としても自分の注文により店内に音楽が流れるという意外性と、音楽が流れている間は店内空間を自分が支配している満足感があり、注文促進効果も期待できる。特に、調理品がラーメンの場合、麺のみを追加注文したりする場合があり、このときにチャルメラによる屋台を連想させる馴染みのある旋律を流したりすればより効果的である。

実際にはこんな感じみたいです。

「音楽が流れている間は店内空間を自分が支配している満足感」、感じましたか??

・・・さて、ざっとここまで見たところで、特許庁の「知的財産権制度入門」を読んだところ、特許は出願して、1年6か月経って公開されても出願審査の請求をしない限り実体審査に移らないということを知りました(素人丸出しです)。

そういえば今見てたのも「公開特許公報」だし、審査請求は「未請求」ってなってる。でもニュースでは「特許」と言ってたから特許登録はされてるんだよな・・・というところから、プラットフォームの番号検索で特許出願公開番号で検索したら、特許登録番号が出てきました。

検索結果

この時、「登録番号」の右側の「審判番号」に目が留まりました。ふ、不服?

これはもしや、拒絶査定になって不服審判請求をしたということかな?

でも最終的には特許登録されてるしなぁ?

登録された特許の内容や、経過情報(審査書類情報も見たかったのですが、サービス時間外でした。残念)を見たらいろいろとわかってきました。たぶんですが、このような流れになったのかと思います。

出願審査の請求

拒絶理由通知(拒絶理由:第29条第1項等) 

新規性がないと判断された?拒絶理由通知書の引用文献には、牛丼屋のカウンターシステムやら、回転寿司屋の入出店管理システムやらが載っていました。

意見書・補正書提出

拒絶査定 補正してもやっぱりダメだったのか・・・

不服審判請求、その後再度補正する

前置審査(審判官の審理の前に、拒絶査定を出した審査官が再度査定する)

特許査定

特許公報を見ますと、公開特許公報の内容から確かにかなり補正が入っていました(他の明細書をじっくり読んだことがないので、比較はできませんが)。請求項が6から3になり、範囲がかなり限定されています。ここまで限定しなければ、新規性があると認められなかったということでしょうか。

例えば客先の座席の状況を確認するスイッチが2つあって、それは客席通路の反対側上部にあって・・・などと請求項に記載があります。他社がスイッチが3つだったり違う場所に据え付ければ特許侵害には当たらないと思うのですが、そこまでしてこの特許を取得したかった理由はなんだろう、と考えましたが考えはまとまりません。「特許取得してるんです!」というアピールになる?そんな簡単な話ではないだろうな。

いつもならとっくにぐっすり眠っている時間になってしまいました。新しいことを試行錯誤しながら調べていくのはとても楽しいです。今こんなことやってる場合じゃないな、と思いつつはまってしまいました。明日からビデオセミナー、視聴を再開します。

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