ねじを締めなおす
ここのところ何となくずっと引きずっていた疲労感がピークに。
集中力も続かなくなってきたので、
昨日の夜はTradosをいじったりなんだり作業をしてました。
こういう時に限って、会社でもやっかいなトラブルが起きるものです。
今回は、何となく皆が「このままじゃいけないよな」と思いつつ
「昔からそうだったから」で済ませてきたことからトラブルが発生しました。
そして自分も、トラブルに気づけるタイミングがありました。
思考停止せず、違和感をなかったことにせず、
「違和感の正体」を突き止めて改善していく。
スキームを構築して、同じミスを繰り返さない。
会社でも特許翻訳でもなんでも、同じですね。
緩んでいるねじを締めなおして、今日からまた頑張ります。
間違い探し
そんなこんなで、今日は小ネタ?をひとつ。
対訳学習に使用した公開訳(特表2014-524100)から、ランダムに引用しました。
前後の文に繋がりはありません。内容の問題でもないです。
文章を眺めていて、どこか引っかかるところはありませんか。
本発明は、薄膜光電地に使用するためのはんだ付け可能なポリマー厚膜導電性組成物に関する。電池の電気的効率を改良し且つはんだ付けによって電池への接続を形成するために典型的に使用される。
はんだ付け可能なポリマー厚膜導電性組成物を薄膜光電地の前面のITO上に堆積する。
私が「ん?」と思ったところは・・・
本発明は、薄膜光電地に使用するためのはんだ付け可能なポリマー厚膜導電性組成物に関する。電池の電気的効率を改良し且つはんだ付けによって電池への接続を形成するために典型的に使用される。
はんだ付け可能なポリマー厚膜導電性組成物を薄膜光電地の前面のITO上に堆積する。
電池の一部が、電「地」になってます。
明細書中のほぼ半分の「電池」が「電地」になってました。
まさかと思ってJ-Platpatで「電地」で全文検索すると、
2700件以上ヒットしました。
「~電地~」でたまたまヒットしているものがほとんどだと思って
いくつか中身を見たら、そういうわけでもなさそうです。
なぜこんなことが起こっているのか、なぜ防げないのか。
いろいろと想像しました。
肝心なのは、「自分が絶対に同じミスをしないためにどうするか」ですね。
えいやで購入したJustRight!で校正実行すると、
「辞書に登録されてません」と警告が出ます。
うーん、これは便利。(wordなどでもできるのかもしれませんが)
JustRight!にはちょこちょこと自分の癖などを登録して、
「○○じゃない?」と警告を出すようにしています。
たぶんJustRight!の神髄は、単語の組み合わせなどでパターンを設定できる
「ルール辞書」だと思うんですが、
独特の記述方法が必要なので、マニュアルを見て「これはまだ先だな」となっています。
他人のあら捜しは終わりにして、自分のレベルを上げなくては。
トライアルシリーズ(半導体)に取り組んでいきます。
まずはじっくり背景知識の獲得から進めて
翻訳・見直しまで全部終わってから、ビデオを見て差を見つめたいと思います。
今日の画像は私の「おかしな日本語シリーズ」フォルダから。
中国の世界遺産・黄龍風景区にて、
「ロープウェイはこちらから」
学習記録
10/10(水)の学習記録
学習時間:4h20m(ブログの時間の半分を含む)
項目: 対訳学習で打ち出した読んでいない資料などの整理
目標: 1h 実績:2h30m
項目: トライアルに向けての学習(半導体)
目標: 5h50m 実績:1h
その他作業:1hちょっと
メモ:完全に集中力が切れた1日。
10/11(木)の学習計画
項目: トライアルに向けての学習(半導体)
目標: 6h40m
メモ: 背景知識の獲得から(木・金予定)