ソルベントコーティングを含む明細書の該当部分を切り貼りしていた時に、ふとああ、そういうことか、と思ったことがあります。
接着剤や帯電防止など、何か機能を持たせた薄膜を形成するために、一旦樹脂などを溶剤に溶かして目的物に塗布する方法の一つとして、ソルベントコーティングが挙げられていました。
その他適用し得る塗布方法として、グラビア印刷、スクリーン印刷などの「印刷方法」が挙げられていた明細書が何件かありました。
塗布方法の話をしているのに、なぜ印刷方法が出てくるんだろう、と思いました。
よくよく考えてみたら印刷は紙にインクの層を形成するのだから、原理としては塗装と同じなんだということに気付きました。
そうすると、印刷もコーティングと言えるのかぁと思いつつ、いやいや、塗装とコーティングは全く同じ概念ではないはず、と改めてそれぞれの言葉の概念をチェックしました。
- コーティング:物体の表面を定着可能な物質や物体で覆うこと
- 塗装:あらゆる物体(被塗物)の表面に塗料を塗布することにより、塗膜層を形成させるプロセス
なので、塗装はコーティングの方法の一つということになります。そしてコーティングとは、広い意味では表面処理方法の一つに入ります。
表面処理については、とても興味があるのですがあまりにも広い概念ですね。それぞれの表面処理の目的や方法などを、共通点や相違点に注目して、実際に明細書を読みながら、理解していきたいと思います。
上で言っていることと直接の関係はないのですが・・・今回いろんな塗布方法が出てきたので、マインドマップにまとめておきました。

まだ途中ではあるのですがとりあえずここまでにしておいて、今日は請求項の訳の見直しからやっていきます。
7/10(火)の学習記録
項目: solvent coated のまとめの補充+D-9続きコーティングについてまとめる
目標: 7h 実績: 6h15m 7h10m
*前日のをコピペしてましたので訂正します(7/14)。
7/11(水)の学習計画
項目: トライアル関連 D-9続き
目標: 7h
メモ: 請求項の訳し方、Dシリーズ全体のまとめ