私について

コンプレックスの棚卸 その2:聞こえませーん!

マイクにも拾われない、ささやきボイス

小学校の頃。

くじ引きで席替えして、後ろのほうの「いい席」にあたるととっても憂鬱でした。

なぜなら、当てられて発言しても

声が小さくてかなりの確率で「聞こえませーん」と言われてしまうから。

 

今でもそうですが、指向性のない、響かない声をしています。

マイクを使っても「聞こえません」って言われるのって、なかなかないでしょうねぇ。

 

若かりし頃の自分がとった「対策」は、「なるべく話さないこと」でした。

2,3人が近くにいる状態ならば話すけれど、もう少し増えてくると

どうせ聞こえないだろうからいいや、と聞き役に徹してました。

 

「声が小さい」ことは、確実に私の人格形成に影響を与えました。

自分から発言しない、ということは自分の意見を言わない、と言うことですよね。

これが、他人の意見で動く「受け身な人間」になった理由のひとつだと思ってます。

 

大人になってからも、「対策」は基本的に同じでした。

ただある時、といってもほんの2年ほど前の話ですが、

このままじゃいかんなと思って近所の図書館で関連する本を根こそぎ借りて、

ネット上から情報を拾って、声を大きくする方法を一つづつ試していきました。

 

腹式呼吸とか、風船膨らませたりとか、割りばし噛んだまま声を出すとか。

舌回し運動なんてのもやりました。(余談ですが、小顔になります)

 

ひとつひとつはものすごく素朴なんですけど、実は結構効きます

毎日続けている時は明らかに声の通り方が違うのを感じました。

で、「成果」が見えてくると楽しくなってきてもっとやろう、と思うんですよね。

 

なんだ。

長年のコンプレックスも割と簡単に克服できるんじゃん。

と思ったのもつかの間、声が「出る」状態になっても「出せない」こと

気づきました。

 

例えば、会社で5mくらい離れたとこにいる人へ

「〇〇さん、電話です!」と言えなかったりします。

「大きな声を出すことへの精神的なブロック」のようなものがある感じです。

「声を大きくする方法」はあらかたつかめたので、

この精神的なものさえ克服できれば

あとはトレーニングを継続するだけだと思うんですけどね。

 

この「精神的なもの」の原因については、明日お話ししようと思います。

 

良い発声のコツは、リラックスすること

当時いろいろ読んだ本の中で、特によかった2冊をご紹介します。

その頃は「とりあえず図書館にあるものは借りよう」てスタンスだったので

手元にないので詳しい紹介ができなくてすみません。

 

どちらも発声器官としての体に焦点を当てているので、

私としては本を読んでいてものすごく納得したのを覚えています。

 

こちらの本は、発声に障害を抱えている人を治療する、

言語聴覚士という仕事をされている方が書いています。

発声の仕組みと症状に合わせたトレーニング法が紹介されていて、

コンパクトながら実践的でわかりやすい本です。

 

こちらは、劇作家の鴻上さんの本です。

俳優向けの発声トレーニングについての本ですが、

私たちにも十分すぎるほど参考になる本です。

体の緊張をほぐすことが良い声のためには重要なのですが、

その方法や意義がかなり細かく説明されています。

体を本当にリラックスさせる方法を知るという意味でも、かなりおすすめです。

 

自分への宿題

「声のトレーニング」関連の本にはよく

「人間の体は楽器と同じ」てなことが書いてあります。

声は、お腹にため込んだ空気をポンプのように押し出して、

押し出された空気が声帯で振動して、出てくるものです。

このあたりって、そのまんま物理の振動、共鳴と関係するんですよね。

 

どうやったら大きな声が無理なく出せるか?

「響く声」と「響かない声」の違いとは?

物理学的アプローチでコンプレックスを克服!

的な記事を書きたいなと思ってます。

いや書きます。来年早々にでも。