日々の学習記録

点と点を結ぶもの

身も蓋もない「足りないもの」

常識力。

高校物理の基礎知識。

素朴な、「ものを測るってなんだろう」という疑問を持つ力。

 

昨日のビデオセミナー(2813号・加速度センサーとプルーフマス)を

視聴して、今回見えてきた「差」です。

ビデオセミナーでは、昨日のブログの記事を取り上げていただきました。

ありがとうございました。

 

「proof mass」の言葉の意味は「校正された、標準の質量」であることは

辞書も確認して把握はしていたのですが、

それと加速度センサーに使用される錘との関係性が見えていませんでした。

 

どのくらい見えていなかったかと言うと、

英語版のwikipediaのproof massも確認していたのですが、

(1)A proof mass or test mass is a known quantity of mass used in a measuring instrument as a reference for the measurement of an unknown quantity.

(2)A mass used to calibrate a weighing scale is sometimes called a calibration mass or calibration weight.

(3)A proof mass that deforms a spring in an accelerometer is sometimes called the seismic mass.In a convective accelerometer, a fluid proof mass may be employed.

 

*(1)~(3)の記号は付け足しました。

 

(1)と(2)の文章を見て、proof massとは

何かの基準にしたり校正に使うものだなということはわかったのですが、

肝心の(3)を見た時に、

「やっぱり加速度センサーのあの錘はproof massっていうんだな、

でもあの錘と校正とか基準って何の関係があるの?」と思ったくらいです。

 

つまり、なぜ加速度センサーは錘を使っているのかがわかっていない

(運動方程式の応用であることがわかっていない)、

もっというと、「ものを測る」にはある基準が必要だという

当たり前の感覚を持っていなかったことが、

訳出に手こずった根本的な原因かなと思います。

 

この状態を改善するには、

橋元の物理・岡野の化学シリーズは、もう1周は最低回す必要がありますね。

それから、「ものが動くって何?」「測るって何?」という

素朴な疑問を持つ力というか常識力のようなもの。

点と点で空中浮遊しているものをつないで「応用の効く知識」にしていくには

それが大切なのかなと思います。

 

昨日の記事、実はアップしてから少しして、追記をしていました。

(ビデオを見る前です)

ビデオの中では追記前のものだったので、一応補足をしておきます。

「書きっぱなしで結論がなかった」と思って追記したのは下記部分です。

肝心のproof massをどう訳すかですが、やはり「プルーフマス」とするよりも

コンテクストを見て「錘」や「可動部」にするべきだと考えています。

ただ、例えば今回の対訳の出願人はずっと「プルーフマス」を使っているので

それに合わせて訳しておいて、コメントを付けるのが良いのかなとも思います。

この部分(訳語とコメントをどうするか)についてもビデオで説明があり、

確かにそうだな、と納得しました。

 

足りないものはいっぱいあります。

でも何が足りないかがわかれば、それを補っていけば良いだけです。

引き続き頑張ります。

 

 

※今日の画像は、「ビデオセミナー2814号・AI翻訳の正体」の

視聴感想(決意表明)です。

 

学習記録

10/30(火)の学習記録

学習時間:6h30m(ブログの時間の半分を含みます)

項目: 対訳学習(対訳収集)
目標: 6h40m     実績:3h55m

項目: 2813_加速度センサーとプルーフマスのノートまとめ
目標: ー     実績:1h50m
メモ:+運動方程式などの復習

10/31(水)の学習計画

項目: 対訳学習(対訳収集+翻訳作業)
目標: 3h+3h30m