学んだことを定着させるには、アウトプットするのが一番とよく言われていますね。
私もそのために、毎日ブログへアウトプットすることを心掛けています。
「書くこと」自体は習慣づけることで慣れていきますが、
肝心の中身はなかなかレベルが上がらない・・・
知りたいことをサクッと学んで、すばやく的確にアウトプットするスキルを身につけたい、
そんな目的を持って先日、佐藤優さんの「調べる技術 書く技術」を読みました。
この本で学んだことを一言でまとめると、
「調べる技術と書く技術」は、AI時代を生き抜き人生の充実度を高めるための必須スキルである
ということです。
そして、そのために私は「コミュニケーション能力」を鍛えなくてはならない、ということを一番強く感じました。
なぜ、「調べる技術と書く技術」がAI時代を生き抜くためのスキルなのか、
「コミュニケーション能力」との関係は?
このあたりを中心に、この本で学んだことを紹介します。
Contents
「調べる技術と書く技術」を学ぶ目的とは
まず、本全体の内容を簡単にまとめます。
- 「高校レベルの基礎知識」という土台があって、インプットとアウトプットが活きる
- 信頼のおける情報源からインプットする
- ひとつの見方に偏らない、複眼思考を身につける
- アウトプットは手書きが一番。1冊のノートに全てまとめる
- 「知的生産」のための環境(お金、時間、人間関係)も大切
まとめてしまうと、「何だ、当たり前のことばかり。あまり目新しくないな」と思われるかもしれません。
ただ、その「当たり前」をきっちりやって、自分のものとすることができるかできないかが人生の充実度を左右するのだと、本を読んで感じました。
佐藤さんも、本の冒頭で次のように述べています。
知的生産の技法を磨き、さらには人間関係構築力ー俗にいう「コミュニケーション能力」を高める。そうすることで、読者が人生そのものの充実度を高めていくというのが、本書の最終目的である。(調べる技術 書く技術 p.20)
知的生産とは、本をより多く読むことでも、より多くの文章をアウトプットすることでもなく、人生を充実させるひとつの手段という考え方がとても大切ですね。
なぜ、「調べる技術と書く技術」を磨けば人生の充実度が高まるのか
基礎知識を身につけて、信頼のおける情報源からインプットし、複眼思考を鍛えながら日々アウトプットする。
こうやって磨いた技術がなぜ人生を充実させることとつながるのでしょうか。
本を読んで私が得た答えは、
人生を充実させるには、これからの時代、AIに負けない総合力を鍛えることが大切。
それと同時に、コミュニケーション力を高めて良い人脈を築いていくことも必要。
そしてそのコミュニケーション力を養うには「総合力」が土台になっている。
ということです。
なぜそう思ったのか、本を読んで感じたことを書いていきます。
1. AIに負けない総合力を鍛えること
これからは考える力が必要と言われているのは、AIに代替可能な仕事は今後どんどんAIに置き換えられていくからですね。
膨大なデータを分析・処理する能力では私たちはAIに到底かないません。
そのため、AIに仕事を奪われないためには、AIが苦手とする分野の力を伸ばしていく必要があります。
本ではその力を「総合力」と言っています。
例えばアパレルショップの店員だとして、お得意さんのこれまでの購入履歴や体型のデータから「おすすめ」を選び出すのはAIでもできる「分析力」が必要ですが、
そこからさらに、お客さんに希望の服のイメージや着ていく場所などを聞き出した上で「ベスト」を選び出すのが、「総合力」ですね。
さらに言えば、
いつもフリフリの服しか買わなかったお客さんが突然「今日はカチッとしたスーツを買いたい」、と言ったときにどう考えてどう対応するか、
そんな「今まで解いたことがない複合問題」にこれまでの知識と経験を総動員して立ち向かえるスキルが総合力だと思います。
今は検索すれば「情報」そのものはいくらでも手に入ります。
それを取捨選択して必要な情報を読み解いて、自分の体験とからめて付加価値をつけていく、それが今後充実した人生を生きるために必要なことのひとつだと考えています。
2. コミュニケーション力を高めること
本の冒頭でコミュニケーション力の話が出てきたときに、どういう意図かつかめませんでした。
自分のレベルが上がれば、付き合う人のレベルも上がってより良質な情報を得られるから?
そんなふうに予想しました。
その側面もあるのですが、本の中で述べられていたのは少し違いました。
- プライベートの人間関係は、知的活動の「セーフティネット」役になる
- 人間関係が希薄になると視野が狭くなる
佐藤さんは、ご自身が「鈴木宗男事件」の時に否応なしに人間関係をふるいにかけられることになり、一番つらいときに変わらず接してくれた友人が財産であると述べています。
健康と同じで、「なくしたときにはじめてそのありがたみがわかる」のが人間関係なのかもしれません。
私はこれまで、なるべく人付き合いをしないような生き方をしてきました。
「人はひとりでは生きていけない」と頭ではわかっていても、これまでは「ひとりでも何とかなるしこのままでいいか」と思っていたのです。
ただ、改めて自分自身で思いのまま動けない状態になったらどうするかと考えたときに、助けを求められる人がいるのといないのとではやはり安心度が全然違うのだろうなと思いました。
とはいえ、「知り合い」だけを増やしても仕方ないですよね。
本当に困ったときにお互い助け合える関係を築いていくには、それなりのスキルと努力が必要です。
そのスキルとは、ざっくり言えばコミュニケーション力でしょう。
3. 総合力とコミュニケーション力
コミュニケーション力を高めるために必要なこと、それが取りも直さず、人間的な総合力です。
そしてそれは、「調べる技術・書く技術」を通じて学べるものなのだと、この本を読んで感じました。
例えば、
基礎知識がなければ、それを前提として話をしている人とは文字通り「話が合わない」ことになります。
正しい情報源からインプットして複眼思考で物事を判断する力を持つことで、「口だけ」の人との付き合いを避けられるようになります。
そして、自分からアウトプットして自分の考え・興味を知ってもらうことで新たな良い出会いを引き寄せることができます。
自分で良い意味で人間関係をコントロールできるようになること、それが「コミュニケーション力の高い」状態であって、人生の充実度が高まることにつながるのだと思います。
まとめ
AIと人間を分かつもの、そのひとつは物事を多面的に捉えて評価できる「総合力」です。
そしてそれは、基礎知識という土台のもとに、インプットとアウトプットの訓練を繰り返すことで身につくものです。
これからの世界がどう変わろうとも、私たちの生活は人との付き合いの中で成り立っています。
総合力を鍛えることは、コミュニケーション力を鍛えることにもつながります。
私もそうですが、どうしても「インプットしないと」「アウトプットしないと」という「すべきこと」にフォーカスしてしまって、目標が見えなくなることがあります。
充実した人生を送るために、今日も1冊本を読もう、アウトプットしよう。
そういう気持ちで、日々の生活に向き合っていきたいですね。










