8/5・6の記録
- 翻訳学習(抗凝固薬の添付文書)→ 対訳と比較
- 遺伝子について学習
「差」を見つめる
切りのいいところまで添付文書の翻訳をし、対訳との比較をしています。
やはり、「差」を見つめるというのはものすごい勉強になります。
詳細は、今日別の記事で紹介したメディカルライティングの本の内容と交えて、明日のブログで実際の「差」を取り上げて説明する予定です。
全く見当違いの訳を当てているところはないのですが、一例を挙げるとこんな感じで、全体的に残念感、素人感があふれているのが現状です。
Because clinical trials are conducted under widely varying conditions, adverse reaction rates observed in the clinical trials of a drug cannot be directly compared to rates in the clinical trials of another drug and may not reflect the rates observed in practice.
(私の訳)
臨床試験は変動の大きな条件の下で行われることから、薬剤の臨床試験で認められる副作用の発現率は他の薬剤の臨床試験における発現率と直接比較することはできず、また実際に認められる発現率を反映していない可能性がある。
(公開訳)
臨床試験が行われる条件は様々であるため、ある薬剤に関する臨床試験で認められた副作用の発現率は、他の薬剤の臨床試験における発現率と直接比較することは不可能であり、臨床現場における発現率を反映していない場合もある。
色をつけた所に「残念感」が漂っています。
言語化すると、くどい、表現が稚拙である、時制・a/theの訳し分けがルーズである、といったところです。
レベルアップのためには・・・
まずはどこが違うのか差を見つめて、どうすれば差が埋まるか考えて、
メカニズムで防げるものは防いで(チャンクで登録、JustRight!登録)、
知子の情報に個別に入れて、
ワードで作成している一文ごとの比較を印刷しノートに貼り付け再度マーキングし、
さらにブログで晒して記憶に残す。
これを繰り返して、量をこなしていくしかないかなと思っています。
「魔法のコトバ」はpmda
特許明細書であれば、検索の精度を上げるために例えばgoogle検索で検索したワード+google patentsで検索したり、特許庁のデータベース上で検索したりしますよね。
今私が検索で多用している言葉は、pmdaです。
医薬品医療機器総合機構の略称で、ここに医薬品関連のデータベースがあります。
アドレスにpmdaが含まれるものは、実際の文書に使用されているのだなとわかるので、「辞書でもズバリ載っていないし、どちらでもいけそうだがどうしよう」くらいのものはこの検索結果をかなり参考にしています。
ちなみに診断書翻訳の時の「魔法のコトバ」は「認め」です。
~を認める、という言葉遣いが診断書に多用されているので、
これかな?と思うワードと「認め」でフレーズ検索してヒットすれば行けそうだな、と判断して、さらにもう少し検索をして決めています。(絞り込めなければ、さらに周辺に出てきそうな言葉を追加して検索します)
「魔法のコトバ」というのも大げさですけど、どの分野や翻訳対象でもこういうのはあると思いますし、当たり前のように使いこなしている方がほとんどかもしれません。
「なるほど」と思った方はご自身の分野でちょっと試してみてください。
ちなみに「魔法のコトバ」はスピッツの曲名からパクりました。
これまでも実は、何度かもじったタイトルをつけてます。
私が「音楽を聴きます」と言うときの音楽は、8割方スピッツを指している程度に好きです。
とはいえ、ハマると抜け出せなくなるので今は日曜夜の1週間のまとめの時だけのお楽しみです。
「チェリー」「ロビンソン」などの「いわゆるスピッツ」とは違う曲の方が好きだったりします。
「イントロで世界に引きずりこまれる系」が特に好きです(ロビンソンもそうですけどね)。
例えば、このあたりです。どちらも、真夜中に聴きたい曲です。
新月 → youtubeへのリンク
夜を駆ける → youtubeへのリンク
この歌詞が今とても、しびれます。
変わってみせよう 孤独を食べて 開拓者に 開拓者に
— スピッツ / 新月
明日の予定
- 対訳と比較の続き→機械翻訳の実力を見る
- 遺伝子について学習
時間の記録
8/5のログ:14h15m (学習:12h25m、ブログ:1h50m)

8/6のログ:14h30m (学習:13h、ブログ:1h30m)
