レバレッジ特許翻訳講座について

レバレッジ特許翻訳講座の「書籍プレゼント」に隠されたメッセージを読み解く

こんにちは、asaです。

私の受講しているレバレッジ特許翻訳講座では、時折「書籍プレゼント」という企画があります。

これは、講座を主催している管理人さんが、講座ビデオで取り上げた本やその他もろもろを講座受講生にプレゼントしてくださる、という企画です。

1年に4~5回、くらいでしょうか。

過去には本棚いっぱい埋まるくらいのプレゼントを頂いた受講生もいるとか、いないとか・・・

 

今まで応募のタイミングや条件が合わず、指をくわえて見ていたのですが、ついに応募の時が来ました!

そして翌日に到着!(はやい)

 

どどん。

(比較用のカラークリアファイルはA4サイズです)

いつものAmazonじゃない、みっちり感!

 

中身の多くは直近の講座ビデオで取り上げた本です。

ということは、この「本当に翻訳講座なのかいまいちよくわからない講座が今何をやっているのかがここからわかるわけですね。

早速見ていきましょう!

 

「翻訳講座」の書籍プレゼントの中身は、これだ!

ますはざっくり、箱の中身をお見せします。

あとでもう少しだけ詳しくご紹介します。

(頂いたものを、床直置きですみません。ボリューム満点で置き場がなかったのでご了承ください)

 

釣りのDVDと漫画です。

(釣りDVDは講座ビデオでは取り上げられていません)

 

辞書とクリアファイルです。フランス語の辞書含む。

 

国語、理系科目の学び直し系書籍です(小中学生向けも含む)。

 

コンテンツの作り方・売り方関係の書籍です。

 

学習法などに関する書籍です。

 

以上!

本(漫画含む)計28冊、

辞書4冊、

DVD3枚+画像データCD2セット+クリアファイル の大ボリュームです。

 

なぜ翻訳講座でこれらの本を取り上げているのか?

受講生の方は、「ああ最近取り上げた本ね」と納得されると思います。

(一部違うものも混じっていますが・・・)

 

ですが、受講生・卒業生以外で何かの縁でこのページをご覧になっている方の頭の中には「」が浮かんでいるはずです。

恐らくこんな感じで。

  • 翻訳と関係ない書籍ばかりじゃないか
  • なぜ小学生・中学生用の教材が混じっているのか
  • なぜ翻訳学校でコンテンツの作り方や売り方を教えるのか
  • その釣りのDVDと漫画は何だ?ただの趣味?

 

本をもう少し紹介しながら、これらの疑問に私なりに答えていきたいと思います。

実は「なんでこれ入れたんだろう」と思うものもあるのですが、それらも何らかの意図があって入っているはずです。

なぜそれらが入っているのかにも少し考察してみました。

 

写真の通り、頂いた書籍は大きく以下のグループに分けられます。

  • 勉強法・生き方編
  • 学び直し編(学生向け教材)
  • 次の世界編(ビジネス系)
  • 隠されたメッセージ編 (DVD・漫画・辞書)

次に、このグループごとになぜこれが講座で取り上げられているのか、そしてなぜこの箱に入っているのかについてまとめていきます。

 

 

勉強法・生き方編

書籍名は下記の通りです(リンク先はアマゾン。番号は写真左上から時計回り)。

 

このカテゴリは、子どもの勉強法に関する本が目立ちますね。

講座で勉強しているのは、私も含め「もういい年」の大人です。

講座が受講生の子どもの勉強まで考えている・・・わけではなく(そういう側面もあるのですが)、これらの本を取り上げている理由は、下記の通りです。

いい年した大人なのに勉強のやり方がなってない。だから学習効率が上がらない。自分で独学できない

↓ なぜなら

小中学生のころにちゃんと勉強の方法を教えてもらっていない

↓ だから

翻訳云々前に、まずできる小学生が身につけている勉強法をマスターするのが先

 

講座ビデオでこれらの本を取り上げる際にも、「やってますか?できてますか?小学生でもやれてるんですよ?皆さん小学生以下なんじゃないの?」と毎度ツッコまれています。

ちなみに講座ビデオでのブックレビューは、管理人さんが本を読みつつ、内容を一流の翻訳者を目指す私たちに刺さるように解説してくださいます。

ビデオ内に本文を写しだして一緒に読んでいくということはなく、ポイントだけつかんであとは自分で読んでね、という形です。

 

本は自分自身に置き換えて読むこと!」

これもよく言われるのですが、管理人さんの本の読み方(どこにまず注目するのか、何を考えながら読むのかなど)もそのまま参考になります。

 

このカテゴリの本は、個人的にかなり興味をそそられるものが多いです。

というのも、私もご多分に漏れず「勉強法」をちゃんと身につけてこなかった一人だからです。

昔から、テスト・試験と呼ばれるモノは、過去問をひたすら暗記して乗り切っていました。

そのため、これらの本で書かれている、そして講座でも散々言われている「じっくり考え、本当に理解して問題を解く」という勉強法が身についていません。

 

「勉強法を勉強する」というと何だかまどろっこしいかもしれませんが、自己流で料理をしたり、スポーツをしてもなかなか成果が見えないのと同じで、やはりはじめに正しい「型」を身につけることが大切ですよね。

 

頂いた本の中では、ビデオセミナーでも刺さった次の2冊が優先順位高めです。

また別途記事にする予定です。

学習設計マニュアル: 「おとな」になるためのインストラクショナルデザイン

難関校合格のすごい勉強習慣 受かる子・受からない子の違いは「スピーディー&スロー」学習法

 

学び直し編(学生向け教材)

書籍名は下記の通りです(リンク先はアマゾン。番号は写真左上から時計回り)。

この学び直しカテゴリの本も、最近多く取り上げられています。

上記①の光学入門などは、「入門」と謳っていますがダイオードやデジタル画像処理の話も登場しますし、イラストのかわいさに騙されそうですがかなり踏み込んだ内容になっています。

この種類の本は、これまで読んできた特許明細書や学習してきた内容の復習にも、肉付けにもなりますね。

 

例えば光学関連で言えば、「空はなぜ青いの」レベルの話から展開されているのが、その他の小学生・中学生向けの教材です。

最近取り上げられている本は、どちらかというとこの種類のものが多いです。

これらが取り上げられている理由は大きくわけて2つあると思っています。

以下の通りです。

(1)勉強は積み重ねなので、本当の基礎から「自分がわかっているか」確認するため

(2)素朴な概念を他に結びつける訓練をして、地頭(読解力や説明力など)を鍛えるため

 

(1)については言わずもがなですね。

(2)を意図して取り上げられていることの方が多いのかなと思っています。

ものが「とける」「もえる」ってどういうこと、などといった「なんとなくわかっている」ことを腹落ちするレベルで理解して、そして6歳児にわかるように説明する訓練をせよと講座ではいつも言われています。

たとえを使ったりして説明するのは本当に理解していないとできないことなので、自分が理解できているかどうかがこの訓練でわかります。

 

考える素材として、そしてブログなどへのアウトプットを通じて説明力をつけるための素材として、このカテゴリの本はうってつけです。

向こう1年以上、この数冊だけでブログのネタには多分困らないでしょう。

 

次の世界編(ビジネス系)

書籍名は下記の通りです(リンク先はアマゾン。番号は写真最上段から。2段目からは左上から時計回り)。

①②④については講座ビデオでは取り上げられていない(はず)です。

 

ここは、「翻訳で稼げるようになってから見てね」のカテゴリなのですが、少しカテゴリ分けに失敗した感があります。

お金については今から理解しておく必要がありますし、AIについて(⑥の文系AI人材になる)や調査方法について(⑩の在野研究ビギナーズ)は翻訳者としてのこれからの分野の広げ方や調査スキルのブラッシュアップにも役立ちますからね。

なので、このあたりの本は最優先で読もうと思います。

 

本のタイトルをご覧頂くとおわかりになると思うのですが、一見翻訳とは何の関係もないですよね。

講座ではこの1、2年特にですが、「翻訳の先」の話が多く出てきます。

具体的な「先」はいろいろです。情報発信で目覚ましい成果をあげられている受講生の方もいらっしゃいます。

 

なぜ、この講座が翻訳だけに終わらないのか。

これには次の2つの側面があると思っています。

(1)この先変化がますます加速する世界では、翻訳だけでは食べて行けなくなる

(2)この講座で翻訳者になるための学習をきっちりやっていれば、そのスキルをビジネスに応用できる

(1)について正しいかどうか語っても仕方がないと思うので、(2)について補足します。

ここでいう、「翻訳者になるための学習」とは管理人さんの言う「王道の勉強法」と言いかえることもできます。

それには、先ほどの小学生・中学生レベルの問題を基礎からじっくり理解して解くことも含みます。そこにさらに、ノートに図解したり自分の言葉でまとめたり、ブログにわかりやすくアウトプットすることも含まれます。

そうすると、情報を正確に読み取る力、加工する力、説明する力が強化されます。

これらの力は汎用性がとても高いので、他のビジネスにも応用できるというわけですね。

 

とはいえ、これらの力を伸ばしてさらにそれをビジネス展開するには時間がかかります。

なので、翻訳者として最短で立ち上げつつ(生活が余裕で回るレベルで)、時間を余らせて次の仕込みをするというのが、今の受講生に求められていることです。

 

私は「翻訳者として最短で立ち上げつつ」のレベルにいるので、本当はこれらの本は「とりあえず封印」しとかないといけないのですが、翻訳学習に支障が出ない範囲でやはり少しずつ学習していきたいと思っています。

 

頂いた本の中でまず読みたいのは、才能に頼らない文章術 です。

ちらっと昨日見てしまったのですが、エディターの立場からどうやって自分の文章をブラッシュアップしていったらよいかが学べる本です。

これは、訳文の品質向上にもつながると思うので読んだらシェアしたいと思います。

 

隠されたメッセージ編 (DVD・漫画・辞書)

さて、残りは・・・

  1. 釣りのDVD 3本
  2. ゴルゴ13(B6)206 2020年 1/13 号
  3. 3月のライオン 15巻
  4. 英和辞典1冊、和英辞典2冊、仏日辞典1冊 
  5. クリアファイル

(辞書とクリアファイルを除いて)管理人さんの単なる趣味じゃ・・・と考えるのはまだ早いです。

これらも立派な学習素材として送っていただいているのですよ。

漫画については、実は講座ビデオでもちょくちょく取り上げられています。

 

ゴルゴ13からは一流のプロとしてのマインドが学べます。

「3月のライオン」は私今回、はじめて読みました。

 

「将棋漫画」なんですけど、いや、学べることは多かったですほんと。

登場人物の背景もわからず、最新刊だけ読んだのですが心動かされました。

大抵の夢は「しんどそうでやりたくない」の先に光ってる」という言葉、いいですね・・・とこの1冊で記事が書けそうなのでこの辺にしておきます。

 

そして釣りのDVD。

釣りと言えば、高度な戦術とマインドが要求されるスポーツですね。

これを見て、翻訳者としての自分に置き換えて戦術を練ること、チャンスをつかむこと、しんどいときに自分自身と戦うこと、そして引き際を見ること。そのあたりを学習せよというメッセージと受け取りました。

・・・決して、管理人さんの趣味だから、とりあえずもう見ないから入れとけ、ではないはずです、決して。

 

そして最後に辞書です。

辞書はいくつあってもありがたいです。

ただ、「仏日辞典」が混じっておりまして、これはどういうことかと考えました(私はフランス語はさっぱりです)。

 

明細書にフランス語(またはフランス語由来の言葉)が出てきた時に調べるため?

知らない言葉に触れて言語感覚を研ぎ澄ませるため?

パラパラめくって何となく響く言葉をストックして将来のビジネス(キャラクターのネーミングなど)に使うため?

 

このあたりのメッセージが込められているはずです。

決して、断捨離で見つかったからついでに入れたわけではないのです。

 

最後に

以上、講座の「書籍プレゼント」の中身のご紹介でした。

「なぜこれが入っているのか」の解釈についてはあくまでも私の主観に基づくものですのでご了承ください。

 

受講生の方へ。

もしチャンスがあれば応募してみるべきです。

これだけで、受講料数万円割引と同じ効果がありますよ。

 

私も受講期間2年終了前ぎりぎりでようやくチャンスに巡り会いました。

管理人さんがブログなどで断捨離を匂わせたら「その時」は近いのかもしれません。

あとは直近のビデオセミナーで取り上げられた本が大半になると思うので、「何でもいい」のでなければ次のチャンスを待つ手もあります。

私は今回、興味のある本ばかりだったのでとても満足しています。

 

そして管理人様、プレゼント本当にありがとうございました。

頂いた本はしゃぶりつくして自分のものとして、何らかの形でお返しできればと思います。