読書

サルからヒトへ

きっかけは1本のビデオセミナー

先週視聴したビデオセミナー「2673 翻訳力とブレイクダウン」。

内容は「言葉が足りないとサルになる」という本のレビューだったのですが、視聴していて、今まで「なんか違和感あるけどまあいっか」と放置していた虫歯が急にズキズキと痛みだしたような感覚がありました。

それで本を購入し、ついでにAmazonのおすすめで気になった「言葉にできる」は武器になる。も購入。

本を読んで、「言葉」との向き合い方を変えたら人生変わるな、と思いました。

少し大げさに感じますか?いや、私のこれまでの生き方を知ったら、納得するかもしれません。

ということで、なぜそう思ったのか、少し個人的なことを入れつつ書いていきたいと思います。

読んだ本について

まずは簡単に本の紹介です。

言葉が足りないとサルになる

言葉が足りないとサルになる

著者は大学教授です。「ヤバイ」「ウザイ」という中身のない「幼児語」がまかり通り、言葉を尽くして説明することの大切さが薄れてしまった社会に、ちゃんとした言葉を使えば使うほど人生が豊かになる、言葉が足りないと自分の好きなこともわからず、結果誰かに依存した人生を歩むことになる。つまり、サルになると警鐘を鳴らしています。

まずはとにかく言葉に出してみる。そうすると、自分でも思っても見なかった言葉が続いていく。考える前に、まず言葉に出しましょう。ちゃんとした言葉を使うと、人生の水準が上がっていく、と説いています。

 

そしてもう一冊。

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

著者はコピーライターですが、この本は優秀なコピーの作り方を紹介している本ではありません。大切なことは、自分が発する「内なる言葉」を書き出したり口に出したりしてその言葉の幅と深さを広げていく自分との対話だと説いています。

その過程でまず自分がこんなことを考えているんだ、と気付き、それをなぜそう思ったのか、たくさんの言葉を使って考えることで内なる言葉の解像度を上げ、結果的に実感がこもっていて共感を呼ぶ、本当に伝わる言葉を生み出すことができるとしています。

 

言葉と生き方

では、私がなぜそこまで衝撃を受けたかというと、身もふたもない言い方ですが、自分が正真正銘のサルだからです。
言葉を使って自分の考えや思いを表現すること、さらに言えば、「言葉を発すること」自体がとても少ないんです。

もう少し具体的に言うと、こんな感じです。改めて、これはひどい。

・小さいころから自分の欲求を口に出さなかった
・そもそも口数が少ない。3人以上いたら自分から話すことは滅多にない
・会議で発言することはまずない(自分に火の粉がかかりそうなときに振り払うのみ)
・転職など大きな変化のある行動をしても、その理由を人に説明しない(なんとなく、などでごまかす)
・「申し訳ないけどとにかく別れたい」で付き合いを解消した
・10年近く付き合っておきながら「これ以上一緒にいても意味ない」でその日に別れた

こんな状態ですが、本人は「言葉が少ないこと」に対しては実はそこまで危機感を持ってませんでした。

今回衝撃的だったのが、これまで自分の意見を持たずになんとなく流されて、他者依存的に生きてきた根本的原因が実はこの「言葉が少ないこと」にあったんだと気づいたからです。

 

言葉と他者依存。どういう関係でしょうか。

自分の意見を言葉にできないのであれば、例え頭の中にいくらもやもやと伝えたいことがあったとしても、それは意見がない、ということに他なりません。

意見がなければ、何かを選択し決定することができません。結果として、常に他者の決定に従うのみの、依存性の強い生き方を強いられることになります。

言葉なきところには自己決定は存在しません。ということは、言葉を用意していない人には「決定ができない」ということです。(「言葉が足りないとサルになる」p.160-161より)

他者依存的な人生を改め主体的に生きる。

これは私がこの講座を受講した動機でもあります。

 

自分の意見、でなくてもいい

今回のビデオセミナー以外でも、とにかく自分の考えを口に出して、手で書いて、なぜ?と自分に問いかけて、ブレイクダウンしていくことの重要性はいろんなビデオセミナーで触れられていますね。

私もその一環としてブログを書いていますが、「理解していないことは書けない」ことは日々実感していますし、逆に書いてみて「あれっ、自分はこんなこと考えてたんだ」と気づかされることも多々あります。

なので、「考えていること」をとにかく外に出してみることの有用性はよくわかっていました。

 

今回、目から鱗が落ちるような思いがしたのは、外に出す言葉は「考えていること」でなくてもいいということです。

ビデオセミナーで触れられていた例を挙げると、物理・化学のテキストに書いてある言葉や明細書に使われている言葉を使って説明したり、英語の文例集を口にだして暗記したり、などです。

今回読んだ本にも、何でもいいから(幼児語でなくてきちんとした言葉を)まず口に出してみる、国語の教科書の良い表現をまねて自分のものにすることで言葉が豊かになると書かれていました。

つまり、きちんとした言葉を口に出すと、その言葉につられて考えるようになる、ということです。

自分が出した言葉によって自分を成長させることができる、ということですよね。逆に出した言葉がサル並みであればサルになると・・・言葉が人格を作っていくんだな、と今回言葉についての見方がかなり変わりました。

言葉とどうやって向き合っていくか

最近ぶつぶつつぶやきながら物理の勉強をしています。耳に入ってくる言葉って、目で見る言葉とまた違うな、と思います。

わかっていないこともわかりますし、口に出してあれがこうでこうなって、とやっていると、ふとつながることもあります。

なので、「口に出してみる」というのは重点的にやっていきたいと思っています。会社で思わず独り言を言わないように注意が必要ですが・・・

 

それから、正しい専門用語を使ってノートを書いたりブログに書いたりすることですね。完全に理解していないのに自分の言葉で置き換えて考えてしまって、結局よくわかってないということが多いので、当業者になったつもりで正しい言葉を使って書く訓練をしていきます。

 

まず口や紙に言葉を出すこと。そして出した言葉についてなぜそう思ったのか、だから何なのかと自分に問いかけること。そうやって考えや行動をブレイクダウンすること。

この繰り返しで、目標とする主体的な人生になるのだと考えています。

 

本そのものの紹介からはだいぶ離れてしまいましたね。まとまった文章を書くのはまだまだ難しいです。

もし何か引っかかった方がいらっしゃれば、ぜひ本を読んでみてください。

「言葉にできる」は武器になる。には、自分との対話の具体的なやり方についても書かれています。(大半は講座で話されていることだったりしますが・・・)

今回、読書ノートを作りました。これからも刺さった本については、思うところを書いていきたいと思います。