日常

アル中で認知症一歩手前の父親をどうやって治療までもっていくか

こんにちは。

タイトルのまんまなんですけど、ちょっととりとめのない話をしたいと思います。

翻訳に関連した情報もありませんし何かの解決策を示しているわけでもないので(そして父親ラブな方にはかなり不愉快だと思うので)、書いておきながら言うのもなんですがスルー推奨です。

解決が見えたらかなり有意義だと思うのでその時はまたちゃんと書きます。

 

そもそも何でこんなことを書くかというと、ノートに向き合って今思うことを書こうと思ったら、このことばかりになってしまったからです(本当は仕事(翻訳)がらみで改善したいことがいろいろあったのでそれを考える予定だったのですが)。

確かに、考えたくはない問題なので意識下では知らんぷりを決め込んでいたのですが、無意識はどうやら「超問題視」していたようです。

観念して少し頭の中を整理することにしました。

 

悩みその1:このまま放置してよいものか

問題というのはタイトルのまんまなんですけど(2回目)、私の父親(60代後半・退職済)の状況を簡単にまとめると、次の通りです。

  • 肝臓などの数値が悪く医者から禁酒を命じられているにもかかわらず一向に禁酒するつもりがない(医者が匙を投げるレベル)
  • 認知症予備軍
  • 生活習慣は乱れまくっている(何度言っても改善するつもりがない)

私は父親とは別居していて、父親は母親と暮らしており、私の弟2人は地元でそれぞれ家庭を持っています。

もう少し詳しい経緯は、以前こちらの記事にも書いたので興味のある方はどうぞ。

 

この問題に対するこれまでの私のスタンスは、「お好きにどうぞ」でした。

ただ、この問題を放置していたらまずいのはわかっていました。

でも、「何度言っても改善しないし、本人が望むのならもうそれでいいじゃないか」という気持ちと、

「自分のリソースを使ってまでこの問題に関わりたくない」(私はもともと父親とは仲が良くありません)

という気持ちがあり、「何もしない」という選択をしていました。

 

正確にいえば、アルコール依存症やセルフネグレクトについて本などで理解を深めていろいろアドバイスしたり、禁酒に役立ちそうな本を実家に送ったりしていたのですが、全く効果がなく、これ以上深入りしたくないと思っていました。

 

ただ、今回いろいろ考えて、「このまま放置はまずい、少なくともアルコール依存症の治療を本人が受ける方向にもっていくべき」という結論に至りました。

 

なぜそのように考えたかというと、放置した場合に私の人生に対するリスクが高すぎるからです。

アルコール依存症は、放置すると悪化することはあれど改善することはありません。

今は他者に危害を加えることはないようですが、いつそうなるかわかりません。

 

そして認知症予備軍であると診断されたようなのですが、これがアルコールが原因であるアルコール性認知症なのかアルツハイマー型などのいわゆる認知症なのかは親に聞いてもよくわかりません。

いずれにしても、現在生活もかなり乱れているようなので、このままでは今後認知症が進む可能性は極めて高いだろうと踏んでいます。

 

つまり、認知症+アル中(ついでに+ヤニ中)のコンボが「今そこにある危機」なのです。

 

運動せず食事も適当では体も弱る一方なので、アルコールの影響のふらつきから転倒→車椅子→寝たきりというルートも十分に考えられます。

さらに言えば、今は年金+母親のパート収入で収支はプラスのようですが、貯金はほぼないといっていい状況なので、現状維持からの状況悪化は、金銭的な面でも不安が高まります。

 

こうなったら確実に今よりも面倒なことになります。

だとしたら、今多少のリソースを割いてでも問題解決に動くほうがトータルのコスパは良いだろう、と考えたのです。

 

違和感や不快感を覚える方もいらっしゃると思いますが、私は父親のQOLがどうとかは考えていません。

ここは自分の気持ちを偽れないので正直に書きますが、あくまで自分の将来にとってプラスかマイナスかで考えています。

 

悩みその2:どうやって治療を受けさせるか

次に、ではこの問題をどう解決すべきか、です。

問題が解決された状態とは「禁酒を継続できていてアルコール摂取による健康悪化が進行していない状態で、認知症の進行も穏やかな状態」といったところでしょうか。

このためには、何はともあれ、まずは禁酒することです。

そして、禁酒するには禁酒外来や場合によっては入院で「治療」するしかありません。

 

言うのは簡単ですが、ここが一番難しいところです。

アル中家族の手記なども読んでいますが、皆同じ事を言っています。本人が治療に積極的ではない、と。

私の父親も例外ではなく、去年直接(弟も一緒に)「ここに行くしかない!行け!」とかなり強く一番近い(それでも隣の隣の隣町…)依存症クリニックの情報とともに伝えたのですが、効果なしでした。

かかりつけの医者が同じ事を言っても動きません。

 

どんな手段でもいいから強制的に連れて行ってとにかく入院させれば、治療プログラムで更生されるのかもしれませんが、あまり現実的ではありません(私の母親がおそらくストップをかけると思います。本人が嫌がってるからと…)。

 

であれば、まずは本人が治療に前向きになるほうに仕向ける方が早いのだろうか、とも考えました。

生活リズムを整えれば多少は前向きになるのではないか、そうしたら治療にも前向きになるのではないか、と。

ただ、生活リズムの乱れの多くはそもそもアルコール摂取が原因であるので(寝付けない→起床就寝時間を固定できない、足が震える→散歩できない、などなど)、こちらからのアプローチも難しそうです。

 

などといろいろと考えていたのですが、問題解決に向けてやるべきこととして以下を挙げて、今日のところは終わりにしました。

 

これからやること

(1)アルコール依存症について家族としてどのように対処するべきか、もう少し自分自身の知識を深める、そしてそれを家族(特に母親)にも理解してもらう

(2)専門家に相談する

 

どうやって本人に納得して治療を受けさせることができるのか、それについての知識がやはりまだ足りないと感じます。今日は関連の本を何冊か注文しました。

そしてそれを読んでから、一番の被害者であり、問題解決の鍵を握る母親にも「家族としてどうすべきか」の基礎的な知識を持ってもらうようにします。

それから外部のアドバイスを(できれば複数)聞いてみようと思います(この辺は弟の協力を仰ぎたいところですが)。

 

事態がよい方向に動けばまた書きます。

とりあえず方向性を決めて、すっきりしました。さて仕事するか。