昇華型インクジェット用捺染転写紙

間違い探し?

岡野の化学は分子結晶の学習中です。氷やドライアイスなど具体例を挙げてノートにまとめて・・・とやっていたら時間があっという間に過ぎてしまいますね。

分子結晶はファンデルワールス力や水素結合など、共有結合やイオン結合と比べると相対的に弱い相互作用によって結びついている結晶です。

少しのエネルギーで相転移が起こるため、固体から気体、気体から固体に変化する性質(昇華性)を持っているものが多いです。

昇華について何か特許を調べてみようと思い検索しました。岡野の化学のビデオセミナーでも何度かお話があった昇華型プリンターに関する特許がやはり多いですね。

昇華型プリンタ用受像シート、昇華型プリンター、昇華転写リボンの製造方法、昇華型熱転写シートなどなど。

今回は「昇華型インクジェット捺染転写紙」についての特許を読んでみることにしました。同じ企業で、3件同じタイトルで出ていたので、どこがどう違うのか注目して読んでみれば面白いのでは・・・と思ったからです。

捺染転写とはインクジェットプリンタにて、専用の熱昇華型染料と転写用紙を使用してまず用紙に印刷し、その印刷物を生地に熱で転写させる方法を指しています。

この方法で作られたもの、ほぼ毎日目にしていると思います。

スーパーの「のぼり」や飲食店ののれんなどです。製法はこんな感じです。今回の特許は、この転写紙に関するものです。

(http://www.e-noren.com/blog/2015/08/04/insatu/)

 

さて、特許の話に戻ります。下記の同じ出願人、同時期に特許された明細書を読んでみました。

 

【発明の名称】昇華型インクジェット捺染転写紙

(1)特許第6310121号(P6310121)
【課題】カール(反り)やシワの発生を抑え、転写捺染時におけるインクの裏抜けを抑制でき、インク乾燥性が良好で高速印刷が可能な昇華型インクジェット捺染転写紙及びその製造方法を提供することである。

(2)特許第6310137号(P6310137)
【課題】カール(反り)やシワの発生を抑え、インク乾燥性が良好で高速印刷が可能な昇華型インクジェット捺染転写紙及びその製造方法を提供することである。

(3)特許第6310138号(P6310138)
【課題】カール(反り)やシワの発生を抑え、様々な捺染物への転写捺染時における転写が良好な昇華型インクジェット捺染転写紙を提供することである。

 

この、微妙にずらしてある感じは何なんだろうか。紙やインクの成分などを変えたことで解決できる課題が変わるのだろうか。だとすると鍵になるのは何だろうか、と思いながら3件並行して読んでみました。

 

結論から言いますと、ほぼ同じ、でした。若干の成分の違いはありましたが、その違いが例えば他の特許よりも特にインク乾燥性が高まるという記述はなく、作製方法も同じ。試料の評価の項目に裏抜け防止に関する項目があるかないかなどの違いがあり、そこから導きだされる結論が異なっていました。

それでも、全て特許されているのでこの微妙な違いでもそれぞれ別の特許として認められているので、私が勝手に「微妙な違い」と言っている部分が鍵なんですかねぇ。

結局あまり「昇華」と結びついていませんが、今日はこれにて。

 

4/18(水)の学習記録

学習時間:6h15m
項目: 岡野の化学(102)残り60% 
目標: 2h                            実績: 4h25m

項目: 岡野の化学(103)
目標: 3h      実績: 未完了
メモ:

項目: 今日学んだことの特許を検索して読んでみる
目標: 1h30m   実績: 1h50m

4/19(木)の行動計画

項目: 復習+岡野の化学(102)のノートづくり途中から 
目標: 1h30m  

項目: 岡野の化学(103)
目標: 3h 

項目: 今日学んだことの特許を検索して読んでみるor岡野の化学を進める
目標: 1h30m  

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