日々の学習記録

ソルベントコーティングについて

solvent とcoated の関係

早速ですが、「2689_当業者の常識を無視するな」でご指摘いただいた事項について、まとめていきたいと思います。

まだ諸々調べものをしたいことがあり、途中経過になります。

 

solvent とは?

溶媒(溶剤)のことで、物を溶かす物質を指します。

(工業分野では溶剤と呼ばれるので、ここでは溶剤で統一します)

溶けない性質のもの、あるいは混じりあわない性質のものを溶剤を添加することで、溶かしたり混合させることができます。

言葉を変えれば、溶剤は物を溶かすための手段、となります。

溶剤を使用する目的は様々ですが、主要な目的の一つにコーティングがあります。

coatingとは?

コーティングとは、物体の表面を定着可能な物質や物体で覆うことを指します。

チョコがコーティングされたクッキーや、車の撥水コーティングなど、イメージはしやすいと思います。

工業分野では、コーティングによって膜を形成し、またそれを積層することで表面に様々な機能を付与しています。

接着剤の接着性も、このようにして形成された膜によるものです。

 

solvent coating とは?

コーティングの方法は様々ですが、その中の一つに、コーティングしたい物質を有機溶剤に溶解または分散させて塗工液としておいてから、それを物体の表面に塗布する方法があります。

この方法を、ソルベントコーティングといいます。

 

solvent coatedをどう解釈するのか

まず、例えば「solvent coated polymer films 」ならソルベントコーティングされたポリマーフィルム、となりますね。

では、次の文章(の一部)はどうでしょうか。

The solution (コーティングしたい物質が溶剤の中に分散している溶液)  was solvent coated onto ・・・

the solutionが・・・上にソルベントコーティングされる、とイメージできるのではないかと思います。

 

なぜ誤訳したのか、を再度考える

先週の記事にて、私はこの文章の切れ目が見えず誤訳したことを書きました。

上のように、ひとつひとつの言葉を丁寧に分析していったら何の問題もなくわかったはずです。

なので誤訳の原因は、思い込みでもなんでもなく、ただの調査不足と、まあいいやで済ませたという腐ったマインドにあります。

 

頂いたアドバイスをもとに、solventとcoated (coating) に関する言葉の使われ方を収集してみました。

ノートの一部です。まだ調査が途中になっているものもあります。

solvent coatedが含まれる実施例の部分を図解

同じように使われている文章はそこそこヒットしましたし、それを見ればどういう文脈で使われるのかもわかり、誤訳を防げたはずです。

特許庁のデータベースで検索し、今回の接着剤の他、どういうものに「ソルベントコーティング」が使用されるのかも理解できました。(長くなるのでこの辺は次回にします)

 

勉強のやり方を改める

今回、多くのことを学びました。

何よりも、今までの勉強方法を続けていても結果は出ないことを自分自身、深く理解し反省したことが大きいです。

今回の記事や言葉の調べ方など、まだまだ甘いと自分でも思います。

 

自分でもわかっていないな、ということがわかっているのに、「なんとなくわかった」ことにして先を急いでいたことがありました。

勉強のやり方を改めます。
目の前の1文1文を、トライアル課題文だと思って丁寧にやっていきます。

進むのは遅くなるかもしれないけれど、(もちろん、ゆっくりやるつもりはありません)「限界まで自分で調べて、考えること」を何よりも優先させます。

焦って砂漠の上に建物を建ててもだめだと、1日経って本当に覚悟ができました。

学習記録

7/8(日)の学習記録
項目: トライアル関連 D-7途中からD-9途中まで
目標: 10h  実績: 11h25m

7/9(月)の学習記録
項目: 溶剤、コーティング、solvent coated のまとめ
目標: 7h   実績: 6h15m
メモ:日曜の夜に眠れず→月曜朝がふらふらだったので少し朝休みました

7/10(火)の学習計画
項目: solvent coated のまとめの補充+D-9続き
目標: 7h