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6/26の記録
- 実ジョブシミュレーション
昨日から取りかかっている実ジョブシミュレーションは、これまでで最長のものにしました。
(と言っても文字数で原文3500語くらいです。まだまだ)
なかなか見つからないくらいの良い素材だったので、存分に味わっています。
メモリ効果と繰り返しが多めなのもあって、翻訳は全体的に順調でした。
今まで+5%くらいで割り出した翻訳にかける時間の予定が14時間。
実績は11時間くらいでした。
ミス撲滅キャンペーン中:やったこと
今回の本番は、チェックです。
もはやミス報告日記と化していたブログを、ミス改善ブログにするために。直近でのミスを踏まえて、次のように改善しました。
訳抜けチェックを、段階で分ける
(1)段落(翻訳箇所に抜けがないか)
(2)逐語(機械翻訳風チェック)
(3)内容(訳語が正しいか裏取りしつつ、文法上のミスがないか)
今までは2段階で、「とりあえず抜けがないか」のチェック、その後内容チェックでした。
原文と訳文の対応を逐語で取りながら消し込んでいる・・・つもりだったのですが、ついつい複数単語を1度にばーっとマーカーで消し込んでいて、それが訳抜けにつながっていることがありました。
なので、1単語1単語で対応を取りながら、機械翻訳のようにまず抜けがないかチェックすることにしました。
逐語で消し込む、というのは下記のようなイメージですね。

・・・なかなかパンチの効いた訳文になってますが、今日の所は突っ込まないでおきます。
段落チェックを分けたのは、飛び地の翻訳箇所が抜けてしまい、最後の方のチェックで気づいて冷や汗が出たことがあったからです(今頂いている案件では、pdf原稿の一部のみが翻訳対象のことが多いです)。
単語(文字)レベルでの抜けと、段落レベルでの抜けをなくすこと。
この2点の改善を目指してチェック作業を行いました。
また、今までミスの内容は「知子の情報」に基本的に入れていましたが、一覧性と加工性を考えて、今回からエクセルでまとめることにしました。
今日の成果
今日の成果は、次の通りです。
- 後工程で発見される抜けが少なくなった
- 抜けてしまう単語の傾向がつかめた
- (おまけ)EKWordsはやっぱり使える
1.後工程で発見される抜けが少なくなった
今の段階で全てのチェックが完了していないのですが、後工程で発見される抜けは明らかに少なくなりました(それでも2か所、ありました)。
チェックの効率化と多重化のバランスは考えないといけませんが、今の所はまず効率化は少し脇に置いて、ミスをなくすためにどうするか、を優先的に考えていきたいと思います。
2.抜けてしまう単語の傾向がつかめた
やはり短めの言葉(1~2文字)が抜けやすいというのがわかりました。
それも同じような文章で、ついたりつかなかったりする言葉ですね。
具体的には「均」(全て)、「明显」(明らかな)などです。
対策としては、個別にJustRight!へ登録することと、あとはやはり逐語でちゃんと確認することかなと思います。
それでも、どうしても抜けてしまうのを後工程でしっかり拾えるようにしないといけないですね。
3.(おまけ)EKWordsはやっぱり使える
講座でさんざん紹介されているので、受講生の方には「いまさら」なソフトです。
EKWordsは、DJSOFT社が提供しているフリーウェアです。
いろいろ使いでがあるのですが、私は訳揺れチェックにも使っています。
例えば、先ほど見つかった揺らぎがこちらです。
原文:血管瘤
訳文:血管腫/血管瘤
これは前工程でのチェックの時に気づきませんでした。
なぜ気づいたかというと・・・
ソフトでの解析結果を、下記のようにエクセルに落として単語名で昇順に並べ替えています。
そうしたら・・・

あれ。血管瘤は血管腫じゃなかったかな、と一目瞭然です。
今回は「血管」まで同じだったのでわかりやすかったのですが、そうではない時の方が多いでしょう。
ざっと見ているだけだと見逃してしまうこともあるので、EKWordsを使用した訳抜けチェックももう少し使い方を考える必要がありますね。
実はまだ、私はこのソフト、ちゃんと使いこなせていません。
とりあえずデフォルトの設定のままで使って、エクセル上で加工するような感じになっています。
恐らくEKWordsのポテンシャルはかなり高いです。(使う人の能力に左右される、とも言えるかもしれませんね)
ということで今日の教訓は、
- チェックは1回につき1項目にする
- EKWordsをもっと活用すべき
ですね。
引き続き、試行錯誤を繰り返していきます。
6/27の予定
- 実ジョブシミュレーション(チェック)
- 知識の補充+日本語の関連書類を読む
- 次のシミュレーション学習
時間の記録
学習時間:13h50m
