1週間のまとめ

2年目46週目の振り返り ( 12/2 – 12/8 ) :違和感フィルタ

学習内容

  • 実ジョブ(中国語・計2件)
  • 対訳シリーズ(手術シミュレーション血管モデル 11~32)
  • 不合格トライアルの見直し
  • 「翻訳の布石と定石」で学習
  • 計画(トライアル受験先+重点学習項目の選定)

 

今週から、学習時間は記載しません。

生命維持に必要な時間以外=学習時間に極力近づけます。

「何時間勉強したか」ではなく「何をしてどんな結果を得たか」を記載します。

 

ちなみに、今までの「時間管理表」は継続して使っています。

参考までに、使っているExcel版のテンプレートをこちらにおいておきますので、自分で作るのがめんどい人はよろしければ加工してお使いください。プリントアウトして使うことを前提に作っています。

もともとExcelに入っていた雛形を加工して、何度もバージョンアップを繰り返したものなので、かなりツギハギ感があるExcelとなっています。その点はご了承ください。

 

今のバージョンは、一生食えるプロのPDCAという本で紹介されている振り返り手法を参考にしています。

次の記事に、本の紹介と使い方を記載しています。

PDCAを回すことは、らせん階段を登ること:「一生食えるプロのPDCA」

現在の雛形はこの時からバージョンアップしていて、Doをやったことを書くスペースと色塗りスペースに分けています。

 

戦略的(なものがなかったから)撤退

先週のまとめ記事にて、「レベル上げのために一旦完全学習モードに戻ります」と宣言しました。

(今週は、「どうしても」の案件を受けていました。これも来週までです)

 

ただ、どうも今週、「自分の吐き出した言葉に対する違和感」が拭えませんでした。

恐らく前回記事のタイトルにした「戦略的撤退」が引っかかってます。

 

いやお前、対した戦略も持たずに「とにかく頑張って勉強すればプロになれる」という特攻隊精神でやってきたからこその今だろ?と、自己ツッコミしました。

自分自身足りないなと思っていることはいろいろあるのですが、「出口を見据えて(なぜそこを目指すのかという理由のもとに)、そこに至るまでに必要なものをリストアップして、さらにブレイクダウンして、1ヶ月、1週間、1日に落とし込む」という行動の精度が悪かったのが大きいなと思っています。

ここまでの道のりを全否定するつもりはないのですが、上記を徹底していたら、今頃違うとこにいたのかもな、と思っています。

 

と、後悔していても何も変わらないので、もちろん今どうすべきかを考えています。

(このあたりは、わりと成長したと思います。1日くらい凹みますけど)

 

まずは一つ一つ、確実に習慣化していくことにしました。

今は乱れ気味だった起床・就寝時間をまず固定することが目標です。

3月末時点の「出口」についても見えてきています(まだ、ざっくりとしたスケジュールにしか落とし込めていませんが、来週末・対訳シリーズ完了後には詰めます)。

 

対訳シリーズの気づき

先週から継続して行っていた不合格トライアルの見直しを経て、「結局大量の文献(明細書など)を読んで、訳して、違和感フィルタを鍛えるしかない」という結論に落ち着きました。

個別対策はもちろんしますが、論理的に文章が読めているかどうかは、やはり知識・経験の量の差が大きいのではないかと思います。

 

これを、対訳シリーズ(手術シミュレーション用血管モデル)の学習で感じました。

 

この対訳シリーズで取り扱っている動脈瘤の手術は、これまで頂いていた案件とも少し関連があるので、私にとってはなじみのあるものでした。

英語の関連用語については頭の中・メモリともにあまりストックはありませんでしたが、英文を読んでいけば「今動脈瘤の話が出たから次は静脈瘤だろう、この単語は見たことないけど多分この意味だろう」という推測が働きました。

当然、単語の選択にも迷いませんし、文脈の取り違えもありません。

これは、私がこの分野をある程度(言語は抜きにして)わかっているからでしょう。

 

一方で、3Dプリンタの技術関連の記述に関しては解像度が落ちました。

例えば、以下のような間違いです。念のため全文引用しましたが、問題は青字の部分です。

As the model for the preoperative simulation, the present inventor has proposed a method for producing a human bone model for simulation of the operation in accordance with the lamination modeling method in which the model is divided into thin layers and each thin layer is formed by sintering a powder material with laser (Patent Reference 1). US8359118B2より

青字部分は、「レーザーによる粉末材料の焼結により形成」となります。

これを私は「レーザー焼結した粉末材料により形成」と訳していました。

 

これは従来技術についての説明の一文です。

今回の特許はポリマーを材料としてインクジェット方式の3Dプリンタで製造するのですが、従来技術はレーザー焼結式のプリンタを使用します。

 

3Dプリンタについてはざっくりと把握していて「レーザー焼結式」なるものがあり、金属などの加工に用いられて、材料を吹き付けてレーザーで焼結し積層する・・・くらいの知識がありました。

それで、頭の中に「レーザー焼結」という言葉が瞬間的に浮かんで来て、それを元に「粉末材料」をくっつけて文章を作ってしまっていました(これは私のミスパターンの1つでもあります)。

もちろん、よくよくみたらわかりますし、見直しをしたときに気づくとは思うのですが、訳文を完成させてざっと見たときには気づけませんでした。

 

これに対して、例えば「form of the blood stream」(血流の形状)は、言いたいことはわかるけども血流の「形状」は違和感ありまくりだな、「form」はいらないんじゃ、と訳出時に瞬間的に思いました(ビデオでも管理人さんが同じようなことをおっしゃっていました)。

 

このあたりから、やはり違和感フィルタはどれだけその分野のことがわかっているかどうかでその働き方が違うな、と実感しました。

なのでやることは、ある程度幅広く、連関性を持った知識の獲得と、実ジョブ・トライアル時にすばやく「当業者」の違和感フィルタを獲得することですね。

・・・と、熱弁するまでもなく講座でいつも言われていることではあるのですが。

 

来週は少しやり方を変えて対訳シリーズを進め、来週中には終わる予定です。

やり方は、今まで一文訳してビデオを進めて比較する手法をとっていましたが、来週はまとめて訳出し今のスピードを測ります。あとはPAT-Transerを使用した翻訳方法についてもう少し検討しようと思います。

セミコンも1日、参加します。その準備とこの対訳シリーズが来週のメインです。

12月中旬以降は、岡野の化学2週目+明細書を読む学習に入る予定です。

 

おまけ(Logophileと知子の情報の設定)

Logophileの設定をいじってみた

辞書はLogophileで串刺し検索していますが、最近どうも文字が小さく感じることがあり、表示サイズを変え、ついでにフォントを(日)メイリオ、(英)Arialにしました。

かなり快適になりました(ゴシック系が落ち着くので)。

 

もし同じ悩みを抱えている方がいらっしゃれば、一度いじってみてください(文字を大きくすると、右側の検索結果は行間が狭くなるのでかえって見づらいと感じるかもしれません)

オプションー環境設定 から

フォント、サイズなどを調整できます。

 

「知子の情報」の環境設定について

もうひとつ、ついでに「知子の情報」の環境設定についても書いておきます。

Windowsのキー操作と違ってやりづらい、このフォント気にくわないという方は、だいぶ昔の記事ですが、下記の記事が参考になると思います。

「知子の情報」をWindowsと同じショートカットキーで操作する方法 2020/02/02、記事タイトルを「知子の情報」のあれこれ、から 「知子の情報」をWindowsと同じショートカットキーで操作す...

 

使い方については、「知子の情報」関連の講座ビデオを見て頂いたほうがいいと思うのですが、2年近く使ってきて思うことは「マイルールは早めに決めて遵守すべき」です。

今、私の知子のカードは5900枚くらいですが、かなり「埋もれていて取り出し不可能」なものや、「無駄に多くヒットして必要な情報がすぐに取り出せない」ことがあります。

入力の仕方は都度改善しているのですが、特に初期のものはカオスになっています(もちろん、初めから完璧ではなく、「とりあえず入れとけ」でいいと思います)。

それでも、もう一度強調しますが「マイルールは早めに決めて遵守すべき」です。

かなり後で変わってくると思います。

 

「知子の情報の使い方」については、こちらの記事もどうぞ。

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