トライアル

はじめての時間制限トライアル(特許翻訳)

こんにちは。

最近は隙間時間ができても他のことに時間を回してしまい、なかなかブログが書けずにいました。

でも、やはり書かないといろいろ「詰まってくる」感じがするので、短くても、チラシの裏的な内容でもちょこちょこと書いたほうがよいなーと思う今日この頃です。

 

で、今日は久々に翻訳トライアルを受け、その回答を提出したので、いくつか(たぶん)記事を書いていきます。まずはトライアルについてです。

 

はじめての時間制限付きトライアル・所感

トライアルは数えてみるとこれまで12社受けていたんですが、時間制限付きのトライアルは初めてでした。

トライアル受験の候補日・時間を伝えて、その通りにアレンジしてもらえました。応募して思いがけずすぐ書類が来て、今日から1週間、と言われるよりもスケジュールが立てやすいのでその意味ではやりやすいと感じました。

 

手応えとしては・・・今の実力は出し切ったので自信はあります。ですが、これで受からなくてもそれはそれで、実力不足と受け止めてそこまでショックは感じないと思います。

問題はレートですよね。希望レートも応募時に伝えていますが、やはり「トライアルの結果次第」ということでした。

今回はレートアップのためのトライアルなので、レートの下限を決めています。トライアルが通ったらの話ですが、おそらく交渉は必要になるだろうなと思っています。

 

やっておいてよかったこと・やるべきこと

事前に、メールを受領してから回答を返信するまでのチェック表を作成しておきました。これはやはり必須ですね。

時間制限がかかると、特に提出前にものすごく焦ります(やはり時間ぎりぎりでした)。

なので、課題を受領してからすぐ、(1)納品時のメールの作成、(2)納品物のファイル名の変更、をしておくと、後で「やっておいてよかった!!」と思うはずです。ちょっとしたことですけれど。

 

今回、予想していたよりも時間がぎりぎりだったので、チェック表に記載していた項目をいくつかスキップしました。

後から「あのチェックだけは入れておくべきだったな」と思うこともあったので、作業項目に優先順位を付けておいたほうがよかったかなと思っています。

普段であれば、考えなくても「これはやらねば」と思うのですが、時間制限のプレッシャーがかかるとやはり普段通りにはいかなくなります。

 

時間制限付きトライアルで評価しているであろうこと

なぜ時間制限をかけるのか。

結論から言えば、

「その分野を日頃担当していれば当然備えているべき知識が備わっているか」

を見るためではないかな、と感じました。

 

なぜかというと、悠長にその特許の背景技術や新規性を調べている時間など1ミリもないからです。ざっと内容を把握して、必要に応じて都度調べていかなければ間に合いません。

 

なので、ある程度用語のあたりがついたり、原文の誤記には前後の文脈がなくても違和感を感じる必要があります。

そのためには、その分野に関するある程度の経験・知識が必要になりますよね。

 

このトライアル、仮に仕事を始めたばかりの頃(2年半前)に受けたとしたら絶対に最後までたどりつけませんでした(途中で泣いてるかも)。

曲がりなりにも経験を積んできたからこそ、「これってありえないんじゃないか・・・?」とピンときて、元ネタの明細書を検索して見てみたらやっぱり、なんてことがありました。

 

もちろん、トライアル出題元によって重要視していることはそれぞれ違うとは思いますが、やはり1件1件の明細書をきちんと理解して翻訳していくことでしか道は開けないなと、今回のトライアルを通じて改めて思いました。