日々の学習記録

depositionにまつわるエトセトラ その1

直った!

ワードプレスのテーマを変更してから、

本来編集画面にあるべき文字修飾用のメニューが出てこなくて困ってました。

ようやく解決したので、じゃんじゃん使っていこうと思います。

ワードプレステーマ切り替え時の種々の問題は、別途まとめる予定です。

depositionとは

半導体プロセスに関する特許なら、おそらく頻出単語の一つである「deposition」

今日は今対訳学習をしている明細書をもとに、

depositionについてあれこれ考えてみたいと思います。

 

そもそも、depositionって何でしょうか。辞書にはこう書いてあります。

depositionとは

堆積, 沈着, 沈澱[沈殿], 析出; 預け入れ, 供託, 供述, 証言録取

(ビジネス技術実用英語大辞典V6より)

いろんな意味がありますが「何かが蓄積されていくイメージ」を持つ単語ですね。

半導体プロセスに関係するのは、前の方の堆積、沈着、沈殿、析出・・・となるのですが、

実際に使用されている言葉の範囲はもっと幅広いです。

一例を挙げますと、

堆積、蒸着、付着、成膜、形成、デポ、デポジションなどです。

depositionの訳し方についてはIBM対訳シリーズでも話がありましたし、

過去の受講生の質問がビデオになっているのもありました。

(1298号:depositは蒸着か堆積か付着か)

今訳している明細書の中でもバンバン出てきて、

その都度「これはどういう意味で使ってるdepositionなんだ?」と考えます。

この単語、避けて通れません。

半導体製造プロセスとdeposition

えーっと、そもそも半導体製造プロセスで言うところのdepositionって何?

というところを説明していませんでしたね。

今取り組んでいる明細書をもとに少しだけ説明します。

  • タイトル:Method and apparatus for reducing copper oxidation and contamination in a semiconductor device
  • 原文(US6355571
  • 公開訳(特開2001-093902

明細書の図面(半導体基板の断面図)です。今回は自分のノートから。

これはものすごく簡略化された図になります。

基本的なイメージとして、

基板(一番下の色が薄い部分)のすぐ上(青と黄色の部分)に

半導体デバイスの心臓となるトランジスタ部分を形成し、

その上に薄膜(下の図では一番上の緑の部分)があって、

さらに金属配線の層が何層にも連なっていく感じです。

明細書の図面ではわかりにくいので、ちょっと画像を借りてきました。

産総研HPより)

このように、実際には何層もの層でできています。

それぞれの層を分けるもの、それが「薄膜」であり、

「薄膜」というのはdepositionして作られます

 

depositionする方法はいくつかあります。

もうお気づきの方がいらっしゃると思いますが、その方法によって、

depositionの訳し方が変わってくるということですね。

 

・・・ここからが本番なんですが、すみません、時間の関係で明日に続きます。

(たぶん)

学習記録

9/27(木)の学習記録

項目: 対訳学習
目標: 6h50m  実績:6h15m
メモ: 実翻訳時間3h35m(その他は調べものなど)
764→1569/約3700語
約230語/時間。前回平均130語。少しスピードアップした!

9/28(金)の学習計画

項目: 対訳学習
目標: 6h  
メモ: きりのいいところまで翻訳→見直し→公開訳と比較